ロシア軍一部撤収開始 プーチン氏「交渉を続ける用意がある」
緊迫するウクライナ情勢をめぐり、ロシアは部隊の一部が撤収を開始すると発表。プーチン大統領はドイツのショルツ首相と会談し、欧米との「交渉を続ける用意がある」と表明しました。
ロシア プーチン大統領
「我々が戦争を望んでいるか。もちろんそんなことはない。だからこそ我々は交渉プロセスを提案したのだ」
プーチン氏とショルツ氏は15日、モスクワで会談を行い、その後の共同会見でプーチン氏は欧米との「交渉を続ける用意がある」と表明しました。
ロシアはこの日、軍事演習を終えた部隊の一部が撤収を開始すると発表。これについてショルツ氏は「良い兆候だ」と指摘し、「ロシアなしではヨーロッパの安全保障は構築できない」と述べました。
一方、プーチン氏は、ロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプライン「ノルドストリーム2」について、稼働に向けた早期承認を迫るなど、エネルギー資源を通してヨーロッパへの影響力を拡大させたい狙いも伺えます。
(16日03:27)
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