記録的豪雨で洪水…サミット切り上げ伊首相帰国 トルコ上空に“不審な物体”(2023年5月22日)

記録的豪雨で洪水…サミット切り上げ伊首相帰国 トルコ上空に“不審な物体”(2023年5月22日)

記録的豪雨で洪水…サミット切り上げ伊首相帰国 トルコ上空に“不審な物体”(2023年5月22日)

 イタリアを襲った記録的豪雨で河川の氾濫が相次ぐなど深刻な被害が出ています。この事態を受けて、メローニ首相は広島サミットの日程を切り上げて帰国し、被災地を視察しました。

■イタリア 記録的豪雨で洪水

 徐々に水かさが増えるなか、レスキュー隊も命がけで取り残された住民たちを救助。

 洪水の被害が拡大しているイタリア北部。低気圧が停滞し断続的に雨が降り続け、36時間で半年分の雨が降った地域も。土砂崩れで道路は寸断。食料が届かない町も。

 広島で開かれていたG7に出席していたイタリア、メローニ首相。サミットを途中で切り上げ、イタリアに帰国し、すぐさま北部の被災地へと向かいました。洪水の被害を受けた住宅に入り、自ら懐中電灯を持って被害の実情を視察しました。

 いったん雨はやんでもアルプス山脈など山から水が流れ込み続け、浸水した町の水位は上昇しているといいます。高台に位置する建物だけを残し、低い場所にある農園や住宅は水没したのです。

■トルコ緊迫 上空に“不審な物体”

 一方、トルコでは…。空を撮影していると何かが飛んでいる。スピードを上げ、住宅に突っ込みます。空を飛んでいたのは鳥か、飛行機か…。いやソファだ。タワーマンションからソファが飛んできたのです。

 「空飛ぶソファ」。一体なぜソファが空から飛んできたのでしょうか。

 突然タワーマンションからソファが空を飛んできて付近の住宅へ落下。場所はトルコ中央に位置する首都アンカラ。イスタンブールに次ぐトルコ第2の都市であり、近年急速に町が発展。高層ビルが立ち並んでいます。

 この日、嵐が襲い風速20メートル、台風並みの強風が吹き荒れていたといいます。タワーマンションの部屋からソファが飛び出し、およそ300メートル漂いアパートの庭に落下したのです。

 この映像を撮影した住民は地元メディアの取材に対し「ソファは庭に落ちてきて家具として使おうと思う」と話しているといいます。

■スペイン山火事 緊迫の消火活動

 一方、スペインでは…。大規模な山火事が発生。まるで噴火したように湧き上がる炎。今年に入りスペインでは異常な高温が続いていて、大地は乾燥。いったん火が付くと瞬く間に炎が拡大しているのです。

 ここはスペイン南西部、ポルトガルとの国交に近い山間部。この地域を襲っている自然現象が山火事を拡大させているといいます。それは「夜の強風」。普段は夜になればおさまる風が昼夜問わず吹きあれているのです。この風を地元の人たちはマヨール・エネミーゴ「最大の敵」と呼び恐れているのです。

 避難した住民:「怒りや悲しみを感じます。多くの人が農園を失いました」

 昼夜問わず消火にあたっているため、車の上で仮眠を取る姿も。鎮火のめどはまだ立っていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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