ロシア「東部での作戦に集中」「兵力縮小」のキーウなどで攻撃続く
ウクライナ情勢です。ロシア軍は東部のドンバス地方に戦力を集中する動きを見せていて、攻撃の激化が懸念されています。一方でロシア軍が軍事行動を縮小させると発表したキーウなどでも依然攻撃が続いています。
道路に並んだ遺体が納められた袋。
ウクライナ側が奪還した首都キーウ近郊のイルピンでは30日、犠牲となった住民らの遺体が収容されました。
前日29日のトルコでの停戦交渉後、ロシア側はキーウと北部チェルニヒウ方面での軍事行動を大幅に縮小すると表明。これを受け、ロシア国防省は30日、キーウとチェルニヒウの部隊を再編成し、東部ドンバス地方での作戦に集中すると発表しました。
アメリカ国防総省 カービー報道官
「ロシア軍がキーウ周辺に配置した部隊の20%が再配置の動きを見せている」
アメリカ国防総省のカービー報道官は、▼キーウ周辺のロシア軍の20%弱がキーウから離れる形で北に向かって移動しているほか、▼チェルニヒウ周辺の部隊の一部もベラルーシ側に移動する動きを確認していると明らかに。
ドンバス地方の空爆を優先し支配地域を拡大しようとする動きもここ数日で確認できるとしました。
アメリカ国防総省 カービー報道官
「ロシア側はドンバス地方を優先すると言っているが、この数日、実際に活動が活発化している」
ただ、キーウ周辺などからの移動の動きについて「撤収ではなく再配置だ」と指摘。キーウでも依然として攻撃が続いているとしています。
キーウ市長
「近郊で戦闘が続いている。今日も人が死んでいる」
キーウ市長はロシア側の発表は「事実ではない」と強調。
チェルニヒウ州知事
「ショッピングモールや図書館、集合住宅などを含むインフラが破壊された」
チェルニヒウ州知事も“30日も民間施設が攻撃された”と訴えました。
また、ロシア軍が戦力を集中するとしている東部では攻撃の激化が懸念されていて、アメリカの「戦争研究所」はロシア軍の包囲が続いているマリウポリが「数日中に陥落しそうだ」と分析しています。
こうしたなか、停戦交渉のウクライナ側代表団のアルハミア氏が交渉が4月1日にオンラインで再開されると明らかに。停戦に向けさらなる具体的な歩み寄りがみられるかどうかが注目されます。
(31日15:24)
#ロシア軍 #ウクライナ
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