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「4時間でできる家」“震度6強”“風速80m”にも耐える頑丈さ トルコ被災地で大活躍 #shorts
全国的に大きな地震が相次いでいますが、東日本大震災を機に開発された日本発の「たった4時間でできる家」が、トルコ大地震の被災地で活躍しています。
■“震度6強”“風速80m”にも耐える頑丈さ
テントシートを空気で膨らませて、内側に断熱材を吹き掛ければ、4時間ほどで完成。ドーム型の「インスタントハウス」です。
5月5日に、石川県で震度6強を観測した地震。県内の建物、少なくとも736棟が被害を受けました。
このような災害時に、仮設住宅として使えるよう開発されたものです。震度6強の地震でも崩れることなく、風速80メートルにも耐える強度があるといいます。
インスタントハウスを開発 名古屋工業大学 北川啓介教授:「ちょっとトントンとたたくと、少し弾力を持った硬さになっている。外側のテントシートは引っ張りに強く、内側の断熱材は圧縮に効いている。その組み合わせで全体が一体型で覆われていると、想像以上に強い」
■初の実用化は「トルコ」 実験的に3棟設置
そんな「インスタントハウス」が、被災地で初めて実用化されたのは、今年2月に大地震が発生し、21万棟以上の建物が被害を受けたトルコです。
北川教授らは先月、特に被害の大きかったトルコ南部のアンタキヤに直接出向き、現地の市役所の駐車場にインスタントハウスを設置しました。
当面、建物が被害を受けた市役所の資料の一時保管場所として使われるほか、テント生活を続ける職員が寝泊まりすることも想定しています。
政府関係者:「インスタントハウスはテントを張るのと同じくらい簡単です。外はあまりにも暑いけど、中はとても涼しい。それに天井も高い。テントだと天井が低くて…今夜はぐっすり眠れそうです」
今回は実験的に3棟設置しましたが、北川教授は近く、再び現地を訪れて増やしていきたいと話しています。
(「グッド!モーニング」2023年5月15日放送分より)
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