4年ぶり神田祭 沿道に大観衆…“ジンベエザメみこし”芸大生が制作 費用は約100万円(2023年5月15日)

4年ぶり神田祭 沿道に大観衆…“ジンベエザメみこし”芸大生が制作 費用は約100万円(2023年5月15日)

4年ぶり神田祭 沿道に大観衆…“ジンベエザメみこし”芸大生が制作 費用は約100万円(2023年5月15日)

 大勢の人が沿道を埋めました。日本三大祭りの一つ「神田祭」が開催され、東京・秋葉原の街に4年ぶりに祭り囃子(ばやし)が響き渡りました。

■境内のみならず…周辺の街全体も大盛り上がり

 はっぴに鉢巻、粋な男女の熱い掛け声がとどろきます。通常2年に一度、開催される神田祭ですが、おととしは新型コロナウイルスの影響で中止となっていました。

 祭り参加者:「もう祭り一筋なので、みこしがなかったら、生活がガラリと変わってしまう。本当に楽しみにしていました」「がんばるぞー!おー!」

 4年ぶりに行われた神田祭、最大の見せ場「みこしの宮入」では、子どもが担ぐみこしの周りに多くの人が殺到!身動きが取れないほどの大混雑となりました。

 さらに、その勢いは境内だけにとどまらず、神田や秋葉原など周辺の街全体を巻き込み、大盛り上がり!

 今回、東京の祭りを初めて取材した番組スタッフ。そんな彼女が実際に混み合う道を歩いてみると、神田明神の入り口から境内までたった100メートルほどの距離ですが、およそ4分ほどかかりました。

■“ジンベエザメ”みこし 制作費は約100万円

 とにかく人・人・人であふれた神田の街。そんななか、多くの人が足を止め、写真を撮るその先には、東京藝術大学工芸科の学生たちが作ったジンベエザメがモチーフのみこしです。

 東京藝術大学2年 山岸花映さん:「海の生き物たちとジンベエザメと私たちが触れ合って1つになるみたいな感じで作りました」

 発泡スチロールや粘土でできていて、制作にかかった費用はなんとおよそ100万円!学生たちで金をため、2カ月半ほどかけて作り上げました。

 20代 通行人:「すれ違ったら、すごい現代風のやつがあるなと思って。きれいですね」

 オランダからの観光客:「アメージング!」

 まるで神田の街を泳ぐジンベエザメ。この光景は道行く人たちを魅了しました。

■無事終了で…町会長「ほっとしました」

 新型コロナが5類に引き下げられ、初めて迎える週末と重なった神田祭。

 去年のハロウィーンには、韓国のソウル・梨泰院(イテウォン)で、狭い路地に異常な数の人が押し寄せ、日本人を含む観光客など150人以上が亡くなる悲惨な雑踏事故が起きました。そのため、坂道には警察官を等間隔で配置し、厳重な警戒態勢が敷かれました。

 今週末から広島で始まるG7サミットの警備に人員を割くため、警察官の不足が不安視されていましたが、消防や警備会社の力も借りることで、広い範囲に警備員を配置。祭りの参加者や見物人が最も多いこの週末を無事終えることができました。

 この結果に、祭りに参加した町会長は、次のように話しました。

 淡路町2丁目 町会長 大久保秀康さん:「ほっとしました。皆さんが喜んでいただいたので、こんなうれしいことないです。けがする方もいなかったし、皆さんにお疲れさまでしたと言いたいです」

(「グッド!モーニング」2023年5月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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