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マスク生産どうなる?“多いときは24時間稼働だった”異業種からマスクづくりに参入した会社を取材|TBS NEWS DIG
新型コロナの5類引き下げが連休明けに迫る中、街ではマスクを外す人の姿も増えてきました。コロナ禍でマスク作りに新規参入したメーカーはどうするのか?取材しました。
記者
「東京表参道です。以前よりマスクをはずしている人が多いように感じます」
コロナ前の日常に戻りつつある中、マスクはどうするのか聞いてみると。
40代女性
「ちょっとまだ抵抗があるから少しずつ様子を見たり、行く場所によって変えようかな」
20代女性
「マスクは元々取りたかったので、息苦しくて。結構辛かったので取れる部分は取りたい」
50代母
「顔を見られたくないから。(コロナ禍の)間に顔かなり老けたので、老けた顔を見せたくない」
20代息子
「外では着けないです。電車とか室内は着けるんですけど。外なら暑いし、いいかな」
このまま感染が収まれば、マスクをつける機会は減っていきそうです。
では、マスクを作る会社はどうするのでしょうか。
ショウワ 藤村俊秀社長
「ここがマスク工場です」
兵庫県尼崎市にあるメーカーを訪ねました。
ショウワ 藤村俊秀社長
「ここから先がクリーンルームになっているので」
このメーカーはもともと、自動車部品などを洗浄する機械を作っていました。3年前に起きた深刻なマスク不足をきっかけに、これまで経験のなかったマスク生産に乗り出したのです。
ショウワ 藤村俊秀社長
「ここが材料の供給部分で4層作っています。1分間に120枚作れています」
マスクを作るための設備投資には、およそ4000万円かかったといいます。大手メーカーから製造を委託され、多い時には24時間稼働で月に220万枚以上のマスクを作っていました。
ショウワ 藤村俊秀社長
「ノウハウは全くなかったんで。もう24時間みんなで調整しながら、つききりで生産していましたね。トラブルだらけだったんで」
しかし、感染拡大が落ち着いた今、工場の稼働は週に1回程度、生産はおよそ6分の1に減らしました。
ショウワ 藤村俊秀社長
「マスクの需要が本当になくなってきて、当初は使命感を持ってやっていたんですけど、求められなくなればもう生産はやめるつもりではいます。ただ、有事のパンデミックに備えてっていうところがあるので。出来上がった製品をこういう形で在庫している状態ですね」
次の感染拡大に備えて地元の尼崎市と協定を結びました。マスクを60万枚備蓄するなど、今後も生産を続けていくということです。
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