手術ミスでウソの報告書作成か 市民病院の医師ら3人を書類送検 70代の女性患者は首から下がまひ
兵庫県赤穂市の市民病院で起きた手術ミスをめぐり、うその報告書を作成したとして40代の医師ら3人が4日、書類送検されました。
2019年、赤穂市民病院では70代の女性の首の手術で、誤って頸髄(けいずい)を傷つける手術ミスが発生し、女性は首から下がまひしました。
この手術をめぐり、実際は40代の医師の男が手術を行ったにも関わらず、助手を務めていた上司の医師が執刀したとする、うその報告書が病院に提出されていました。
警察は、男性医師や上司ら3人が、うその報告書を作成した疑いが強まったとして、有印公文書偽造・同行使の疑いで書類送検しました。
調べに対し、3人はおおむね容疑を認めているということです。
赤穂市民病院では半年間で8件の医療事故が発生し、2人が死亡、6人に後遺症が残るなどしていて、警察はこの男性医師と上司を業務上過失致傷の疑いでも書類送検しています。
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