知床観光船沈没事故から1年 追悼式典 20人死亡今も6人不明 社長は追悼式などに出席せず「呼ばれてないので行けない」|TBS NEWS DIG
北海道の知床半島沖で起きた観光船の沈没事故から、きょうで1年を迎えました。地元のまちでは追悼式典が開かれ、海の安全への誓いを新たにしました。
北海道東部の斜里町では役場などに献花台が設けられ、朝から町民らが花を手向ける姿が見られました。
捜索ボランティア
「やはり人が起こすんだな、事故は。こんな時代になって、こんな事故が起こるのは考えつかない」
被害者家族 弁護団長
「きょうで節目の1年だが、家族の気持ちは事件直後と何も変わっていない」
去年4月、知床半島沖で乗客乗員26人を乗せた観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故では20人が死亡、今も6人が行方不明のままです。
午後1時から町内で開かれた追悼式典には、乗客の家族およそ80人と地元の関係者らが参列し、斉藤鉄夫国土交通大臣が追悼の辞を述べました。
斉藤鉄夫国交大臣
「このような痛ましい事故を二度と起こさないという強い決意のもと、不退転の覚悟をもって事故の再発防止に取り組むことを、ここにお誓い申し上げます」
十勝地方の男性は、元妻と長男が今も行方不明だという理由から追悼式典への出席を見送りました。
十勝地方に住む男性
「自分たちが想像できないくらいすごくつらい思いをしたんだろうな。荒れている海を見ていると涙があふれてくる」
追悼式典の後、希望する乗客の家族は「KAZU I」の船体が保管されている網走市に移動し、船に献花を行いました。
一方、船の運航会社の桂田精一社長はJNNの取材に対し「呼ばれていないので行けない」として、追悼式典などには出席していません。
その桂田社長について、海上保安庁は業務上過失致死容疑での立件に向け捜査を続けています。
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