ＮＹ原油市場、７年４か月ぶりの高値水準 終値１バレル９０ドル超

ＮＹ原油市場、７年４か月ぶりの高値水準 終値１バレル９０ドル超

ニューヨーク原油市場で、国際的な先物価格が７年４か月ぶりの高値水準となりました。原油の高騰が続けばインフレがさらに進む懸念があります。

ニューヨーク原油市場では３日、国際的な指標となるＷＴＩの先物価格の終値が前の日に比べて２ドル１セント高い１バレル＝９０ドル２７セントとなり、２０１４年１０月以来７年４か月ぶりに１バレルが９０ドルを超えました。

新型コロナで打撃を受けていた経済の回復に伴い原油の需要が増すなか、アメリカでは相次ぐ悪天候の影響で生産が一時中断。またＯＰＥＣ＝石油輸出国機構とロシアなどの産油国で構成される「ＯＰＥＣプラス」が２日、原油の追加増産を見送ることを発表したほか、緊張が続くウクライナ情勢により原油価格の上昇が進んでいる状況です。

市場では今後、１バレル１００ドルの大台を突破するという見方も広がっていて、原油高騰によるさらなるインフレリスクの警戒感が高まっています。（04日10:40）

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