ハラスメント問題で維新・笹川議員が離党の意向 女性議員へのつきまといで府議団代表辞任 処分は?
女性議員へのハラスメント行為をした維新府議団の笹川理・前代表が離党する意向を固めたことがわかりました。大阪維新の会では離党を認めるか、除名処分とするか最終調整しています。
今朝、大阪維新の会の党本部に現れた維新府議団の前代表、笹川理府議会議員(41)。
岡村真朋記者「処分も含めて、何か…」
記者の質問から逃れようと、足早に建物の中へ…
岡村記者「このあとのスケジュール、何か答えられることは?」
笹川前府議団代表「ないので、すみません…」
岡村記者「このあと今回の事案について話し合われるのか?」
笹川前府議団代表「それもまだ決まっていないので…」
笹川議員が離党する意向を固めるきっかけとなったのは、週刊誌で報道された同じ維新に所属する宮脇希・大阪市議(36)に性的関係を求めるメッセージなどを送っていたとする、8年前のハラスメント行為でした。
被害を受けた宮脇議員は…。
被害を受けた維新・大阪市議団の宮脇希・市議
「基本的には週刊誌が書いていることは事実。うれしいものではありませんし、議員活動していくうえで非常にやりづらいものであったので…」
そして当の笹川議員は…。
維新・前府議団代表の笹川理・大阪府議
「代表の職にはふさわしくないと考えて、辞任という形をとらせていただきました」
府議団の代表を辞任。ただ、ハラスメントについてはー。
維新・前府議団代表の笹川理・大阪府議)
「記事に関して、記憶と記録がない。不適切だと思うが、後輩としてもかわいい存在であったし、サークル的なような、僕が調子に乗っていたのだと思う。あの文面をもし僕が客観的に見るとすれば下心が見えるなと思う」
こう釈明したのです。
当時、党の幹事長だった松井一郎前大阪市長は25日、取材に対して…
記者「(8年前に)性的行為の要求を知っていれば、処分内容はどう変わりましたか?」
松井氏「除名やね」
松井氏は当時を振り返って、このように説明し、ハラスメントの中身をしっかり把握して対応すべきだったとして陳謝したのです。
維新本部では、この日笹川氏を交えて、何らかの話し合いがもたれたとみられますが、吉村洋文代表や横山英幸幹事長、笹川氏本人も問いかけに応じず、無言のまま本部を後にしました。
先月の統一地方選挙で大勝し、勢いづく中、水を差す今回の事態。ハラスメントへの認識や対応も含め、有権者が納得する処分となるのでしょうか。
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