国会で居眠り?採決時に「ビクッ」 「まったくない」上田議員が否定(2023年4月21日)
国会では21日、参議院の上田清司議員(74)が法案の採決が行われた時に居眠りをしていたように見えたことが議論となりました。問題視されたのは、上田議員の元に走り寄った職員の行動です。
■国会で居眠り?採決時に「ビクッ」
居眠りだったのか、なかったのか。本人は断固否定しています。
無所属・上田清司参院議員:「眠るような時間は全くない」
問題のシーンは20日、内閣委員会でのことです。
委員長:「上田清司君」
質問に立ったのは無所属・上田清司参院議員。「新型インフル」について、総理に問いただします。問題のシーンはその質問が終わり、37分後に起きます。
委員長:「これより採決に入ります。新型インフルエンザ等対策特別措置法及び内閣法の一部を改正する法律案に賛成の方の起立を願います」
採決に移った、その時…。採決が始まってもうつむいています。慌てた職員が、走り寄り“ビクッ”とします。上田議員は、慌てて立ち上がり採決に加わります。他の議員も何事かと見ています。後ろの議員、笑っているようにも見えます。
21日、事態が動きます。立憲民主党から「職員の仕事の中に議員を起こすことが入っているのか」との意見が上がりました。当の上田議員はそもそも“居眠り”を猛烈に否定しています。
無所属・上田清司参院議員:「考え事をしていた」「(Q.眠っていないか)もちろん」「(Q.目はつぶっていたか)そこまで覚えていないよ。ある程度、年配になると目が疲れやすくなるから。そんな難しく考えているのかな、びっくりするな、逆に。たまたま画面で仮に目をつぶっていたら、それで寝ていたのかと言われたらたまらない」
野党関係者:「あの映像見たら誰だって寝てると思う。委員長は『採決します』って言ってるんだから。考え事をしていても、隣の人が立っているんだから普通は気付くでしょう」
■職員行動に「ちょっと心配された」
職員の起こしに行ったかのように見える行動については…。
無所属・上田清司参院議員:「(Q.そもそも職員の仕事なのかという意見も…)なるほどね、なるほどね。ちょっと心配されたのでは。(法案の)賛否は事前に明らかにしている。そんなに職員が心配することもないけど、間が遅れればハッと思われるのでは」
上田議員は元衆院議員で、その後、埼玉県知事に転身。知事退任後、参院埼玉選挙区で2回の当選を果たしました。与党からは苦言が呈されています。
自民党・世耕参院幹事長:「最後、究極のところは法案・予算に対する賛否を明らかにする、これがまさに有権者から負託されたもっとも重要な役割。採決に関しては真剣に臨まなければいけない」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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