日本人初「国際子ども平和賞」川崎レナさん(17)にインタビュー 「若者は未来ではなく今」新成人の高校生が描く「社会」【news23】|TBS NEWS DIG

日本人初「国際子ども平和賞」川崎レナさん(17)にインタビュー 「若者は未来ではなく今」新成人の高校生が描く「社会」【news23】|TBS NEWS DIG

日本人初「国際子ども平和賞」川崎レナさん(17)にインタビュー 「若者は未来ではなく今」新成人の高校生が描く「社会」【news23】|TBS NEWS DIG

子どもの権利のために貢献した若者に贈られる「国際子ども平和賞」。過去の受賞者は、後に最年少でノーベル平和賞を受賞するマララ・ユスフザイさん(当時16歳)。環境活動家のグレタ・トゥンベリ(当時12歳)さんなど。そして2022年11月、日本人として初めて17歳の川崎レナさんが受賞しました。2023年、18歳の成人を迎えるレナさんに小川彩佳キャスターがインタビューしました。

■「日本の若者は政治に興味がないのではなく…」

日本の高校生が世界のリーダーへ向けたメッセージ。

川崎レナさん(17):
私の名前は川崎レナです。17歳の私は、私たちが暮らす多様な世界を反映するために政府のシステムを変え、二度とこの政治システムで絶望を感じる人がいなくなるよう、人生をかけて働きかけたいと思います。政治家のみなさん、みなさんの次のステップを待っています。
(My name is Rena Kawasaki and I am dedicating my life at age 17 to changing governmental systems to reflect the diverse world we live in and to make sure that nobody feels hopeless in this political system ever again. World leaders, It’s your turn to follow.thank you.)

川崎レナさんは、14歳の時に環境や人権問題などに取り組むNGO「アース・ガーディアンズ」の日本支部を設立しました。

若者に政治や社会への参加を促す取り組みが評価され、2022年、「国際子ども平和賞」を受賞しました。

ノーベル平和賞を最年少で受賞したマララ・ユスフザイさんや環境活動家のグレタ・トゥンベリさんと同じ舞台に、日本人として初めて立ったレナさん。

川崎レナさん:
「変わりそうにない日本。自分の生まれた国、日本を誇りに思えないことに、とてつもない悔しさを感じました。日本の若者は政治離れの世代だと言われていますが、日本の若者は政治に興味がないのではなく、政治を信頼する理由、投票する理由が今はまだ見つからないことが多いです。それでも理想や希望をまだ持っています。政治家になる前に『かっこいい大人』になってください」

そう訴えた17歳の目に映る「日本社会」とは。

大阪府箕面市に住む川崎レナさんを小川彩佳キャスターが訪問しました。

■5歳からインターナショナルスクール 15歳で政治に違和感

小川彩佳キャスター:
ここの公園にはよくいらっしゃっているのですか?

川崎レナさん:
小さいとき、学校の帰りに友達とここの池で遊んでいました。私は(身長が)111cmとかだったので、本当に小っちゃかった。池ポチャしちゃいました。

大阪府箕面市は、レナさんが小さい時から暮らす街です。

レナさんは、5歳からインターナショナルスクールに通い、様々な国の友達とたくさんの時間を過ごしています。

小川キャスター:
レナさんが「国際子ども平和賞」を受賞した時はどのように感じましたか?

レナさんの友達のタニシカさん(18):
本当にすごいと思うし、嬉しくて今でも泣きそうに・・・

小川キャスター:
友達の間でお祝いしましたか?

タニシカさん:
しました。

レナさん:
サプライズでしてくれました!

レナさんの過ごす楽しい毎日。しかし、15歳の通学中に気がついたことが・・・。

レナさん:
駅で選挙の期間になったら、私たち学生は、選挙の候補者の皆さんが話してる中、できるだけ速く歩いて学校に行くっていうのを繰り返してたので、何を言ってるのかをちゃんと自分たちも理解してないし、朝早くから立ってくれているのに、失礼かなってすごく感じ始めて。

レナさんがこのことをきっかけに企画したのが、若者と地域の政治家がざっくばらんに話せる「政治家と話してみようの会」です。レナさんは、2023年もこの会を計画していますが、関心が低い人を集めるのは大変です。

レナさん:
やっぱり難しくて、自分の友達の友達に来てもらう。それだと私たちのしたい全体の政治の意識の底上げがまだできていない。

この活動以外にも、自治体と一緒に若者の声を市政に届けるQRコードを作るなど、社会や政治に「若者」が関われるよう土台づくりをしてきたレナさん。

なぜこうした活動を続けているのでしょうか?

■「大人vs子どもではない」若者は未来ではなく、いま

2022年12月、レナさんは、韓国で行われた世界サミットでこう訴えていました。

レナさん:
私たち若者は『君たちは私たちの未来だ』といつも言ってくれます。しかし、私はそうとは限らないと思います。私たちは、皆さんと同じように、現在の一部です。若者も現在なのです。
(We the youth are always told we are your future. However, I believe this statement …(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230110-6061034)

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