政府 欧州に「液化天然ガス」融通へ ウクライナ情勢受け“異例の対応”(2022年2月10日)
ウクライナ情勢を受け、日本政府が異例の対応です。
萩生田光一経済産業大臣:「日本にできる協力という判断のなかで、LNGガスを回すことにしました」
萩生田光一経済産業大臣は9日、EU(ヨーロッパ連合)とアメリカの両大使と会談し、日本が輸入するLNG(液化天然ガス)の一部をヨーロッパに融通する方針を決めたことを明らかにしました。
アメリカとEUは、ロシアに対し、ウクライナに侵攻すれば経済制裁を科すと警告していますが、EU側には、輸入天然ガスの多くをロシアに依存しているという弱みがあります。
経済制裁を行えば、その報復に、ロシア側がEUへの天然ガスの供給を減らす懸念があり、バイデン政権が日本に協力を求めていました。
萩生田光一経済産業大臣:「日本への安定供給が確保されることを大前提に、協力することを決定致しました」
融通量は、国内の発電量の最も多くを占める天然ガスによる火力発電や、都市ガスなどの供給に影響を与えない範囲にとどめるとしています。
(「グッド!モーニング」2022年2月10日放送分より)
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