特殊な発射がJアラートに影響か…北朝鮮“固体燃料”ICBM『火星18』を初披露(2023年4月14日)

特殊な発射がJアラートに影響か…北朝鮮“固体燃料”ICBM『火星18』を初披露(2023年4月14日)

特殊な発射がJアラートに影響か…北朝鮮“固体燃料”ICBM『火星18』を初披露(2023年4月14日)

13日に発射したICBM(弾道ミサイル)について、北朝鮮は14日、新型の『火星18』として映像を公開しました。

見た目は火星17と同じく、黒と白が基調ですが、他は全く異なりました。圧縮した空気で筒から発射し、空中でエンジンに点火する「コールドローンチ」。スカート状に広がる噴射炎。どちらも固体燃料式のミサイルの特徴で、奇襲性が高く、短時間で連射が可能です。

液体燃料のICBMを開発してから、わずか6年で固体燃料にたどりつくのは、アメリカ・ソ連に次ぐ開発速度です。発射を指導した金正恩総書記は「大満足」だったといいます。

北朝鮮側の発表を聞くと、日本でJアラートが発出された理由も見えてきました。

朝鮮中央テレビ:「周辺国の安全と、飛行中の多段分離の安全性を考慮し、1段目は通常弾道飛行で、2~3段目は高角に設定し、時間を遅らせた分離方式で、ミサイルの最大速度を制限して行った」

つまり、3段あるエンジンのうち、1つ目を通常軌道で発射し、2段目以降をロフテッド軌道に切り替えるという、極めて特殊な発射方法でした。この1つ目の軌道をレーダーで探知し“日本方向に飛んでくる”と予測計算されたため、13日のJアラートにつながった可能性があります。

北朝鮮大学院大学・金東葉(キム・ドンヨプ)教授:「1段目を正常に発射すれば、日本列島を越えることもあり得る状況だったため、2段目からは高角発射とともに速度も落とし、日本を越えないようにしたものとみられます。13日に日本が『北海道近くに落ちる可能性がある』としたのも、初期の軌道及び速度から、弾着地点を予想したためでしょう」

1段目を通常軌道にした理由については「初めてのエンジンが心配なので、エネルギーが少なく済む方法を選んだのでは」との見立てが有力です。

北朝鮮は、大成功をうたっていますが、弾頭が最後どこに落下したかには言及していません。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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