黄砂襲来・・・東京に飛来の予報も “花粉爆発”現象に要注意!【解説】|TBS NEWS DIG
日本各地の広い範囲に飛来した黄砂。東京に飛来する予報も出ていて、気象庁は交通障害の恐れもあるとして注意を呼び掛けています。
■中国から黄砂 今はどこに? 日本各地で確認
井上貴博キャスター:
中国内陸部で開発が進んでいること、今年は雨が少ないということで、過去40年で最悪レベルとも言われています。2023年の黄砂は日本にも飛来しつつあります。
12日、午後6時の黄砂の予測です。これまでは日本海側に黄砂がやってくるということが多かったわけですが、2023年に限っては、北日本の太平洋側でもかなりの量が観測される予報が出ています。
ライブカメラで、秋田港の様子を見てみます。12日、実際に黄砂が確認されたという発表がありましたが、午後5時現在はだいぶ奥の方まで、雲もなく綺麗に見通せます。海岸沿いですので、風も強い場所ではあるのですが、綺麗に晴れていますね。
ホラン千秋キャスター:
ただ風が吹いているから黄砂がどんどん流されていくということでしょうか。
井上キャスター:
今までは日本海側のイメージがありましたけど、今回は太平洋側までやってくるというのは、今までとちょっと違う傾向なのかもしれません。
13日(午前0時~午後9時まで)の黄砂の予想を見てみると、風に乗って太平洋側、関東、北海道にまで飛んでくる予想です。どちらかというと、九州の方からやってくるという経路が多くありましたが、2023年は北の方から巻き込んで飛来するということになります。
元になっているのが中国内陸部、砂漠地帯で黄砂が発生しているということが分かります。
気象庁は洗濯物・農作物への付着、交通障害が出る可能性など注意を呼びかけています。
■黄砂が引き起こす“花粉爆発”に要注意!
花粉の季節でもあり、今度は黄砂ということで、ツイッターのトレンドワードも黄砂関連のものが多くあがりました。
ツイッタートレンド
#黄砂の影響 #雨のち黄砂 #黄砂と花粉 #黄砂のせい #大規模黄砂 #花粉爆発 #日本飛来 #部屋干し
その中で、各情報番組を取り上げてますけれども「花粉爆発」という言葉。これは今に始まったことではなくて昔から言われていることではありますが、SNS上では…
SNSの声
「やーっとやーっと花粉が落ち着いてきて症状出なくなったのに黄砂とかやめてくれー花粉爆発とかまじやめてくれー」
「ひのきか?イネか?って思ってたら花粉爆発というパワーワードが黄砂!おまえかー!!」
花粉爆発について埼玉大学理工学研究科 王青躍教授に話を伺いました。
花粉の大きさは約20~30μmで、黄砂が4μm圧倒的に小さいのです。花粉はある程度大きいので、マスクなどで遮断できていました。しかし、花粉に黄砂などが付着すると、花粉の表面が傷つき、イメージ通り“破裂”してしまい、細かい粒子が爆発的に飛散してしまいます。湿度が高いと、より爆発しやすいということです。
ホランキャスター:
雨でも確か花粉は爆発するので、このあと雨+黄砂となると、より大変になりますね。
井上キャスター:
より爆発しやすい条件が整っていると言えるのかもしれません。
花粉の粒子が細かくなると、気管支や肺にも侵入してしまうということが厄介です。花粉症の人はより重い症状に、今はまだ花粉症ではないという人でも、より体の深いところに入っていくので、花粉症の症状が出やすくなる。気管支炎などを発症する恐れもあるということです。
ホランキャスター:
農作物への影響はいかがでしょうか?
食べチョク代表 秋元里奈さん:
今回はまだ影響は出ていませんが、過去の例だと、ビニールハウスに黄砂がついてしまって、日射量が減ってしまうことが懸念されているのが10年ぐらい前にありましたね。
農家は、外で農作業をしているので、花粉症の人とかだと、かなり大変なので気をつけてくださいというアナウンスが出ていますね。
ホランキャスター:
より一層、作業をしづらい環境になりそうですね。
秋元さん:
暖かくなってきて作業をしやすくなってきているタイミングで、一般の人も外に出やすいタイミングだけどマスクは手放せなくなってしまいますね。
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