社長人事介入の国交省元次官が事実関係を認め国交省の調査に対し「特に関心を持っていた」先輩元次官2人の名前あげる|TBS NEWS DIG

社長人事介入の国交省元次官が事実関係を認め国交省の調査に対し「特に関心を持っていた」先輩元次官2人の名前あげる|TBS NEWS DIG

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国土交通省の元事務次官が民間企業に対し、国交省OBを社長にするよう求めた問題で、この元次官が国交省の調査に対し事実関係を認めたことがわかりました。

斉藤国交大臣は会見で、国交省幹部が3日、本田勝元国交省事務次官に行った対面での聞き取り調査で、本田氏が事実関係を認めたことを明らかにしました。

本田氏は国交省OBで「空港施設」副社長だった山口勝弘氏の社長昇格を求めたことについて、「幾人かの私の周りの方々がそういう考えを持っていることで一致していた」と説明したということです。

この「幾人か」のうち「特に関心を持っていた」として、いずれも元国交省事務次官の▼小幡政人氏と▼安富正文氏の名を挙げたということです。

斉藤大臣はこの2人の元事務次官については、「現役国家公務員の関与があった旨の誤解を招きかねない発言は確認できておらず、また本田元次官からの聞き取りでも、国交省の権限に言及するような言動は一切ないとのことであり、聞き取りを行う予定はない」と述べました。

記者
「今回の聞き取りはまさに疑われている側への聞き取りであり、現職の関与があったかどうかに関しては、『あった』ということになると、国家公務員法の違反になると思う。疑われている側が『ありました』と言う可能性は一般的に少ない。それでも大臣は、この件は既にクリアになったと、3人の元事務次官に関しても、クリアになったと考えていますか?」

斉藤国交大臣
「3人の元事務次官、ここにございます2人、小幡元事務次官、また安富事務次官については、先ほど申し上げた通りでございます。我々としてもしっかり調査をして、いわゆる2007年に作ったルール、法律に違反することは『国交省現役はない』と調査結果で出てきておりますし、『ない』と考えております」

また、国交省は副社長だった山口氏に対しても3日、電話で聞き取り調査を行いました。

国交省の説明によりますと、おととし5月に、当時、取締役だった山口氏は「空港施設」の役員会議で自らの副社長への昇格を要求した際、「バックにいる人たちがどう思っているかということ」と発言。他の出席者から「お役所が納得しないということか」と問われ、「そうだ」と答えたということです。

山口氏はこれについて、「『空港施設』の歴代社長に国交省OBが就任していることから、OBの皆さんが自分に期待していると想像したことによる発言だった」と説明したということです。一方で、「現役の国交省職員とのやり取りは一切なかった」としました。

国交省が、この問題について省内の関係部門の幹部職員に対しても確認を行ったところ、「空港施設」への再就職のあっせんや、OBからの働きかけは確認できなかったとしています。

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