郁恵さん「やっぱり声が聞きたい」2人の思い出の場所で…渡辺徹さん『お別れの会』(2023年3月28日)
去年11月に亡くなった俳優・渡辺徹さん(61)の『お別れの会』が28日、東京都内で行われ、約1200人が参加しました。
アイドルとして、バラエティ司会者として、俳優として、ともに過ごした、たくさんの仲間が集まりました。
会場のホテルは、徹さんが郁恵さん(63)と結婚披露宴をした場所です。ひまわりやカーネーションで彩られた祭壇に輝く笑顔。“太陽のような徹さんが舞台に現れる”イメージを、文学座の舞台美術が当時のデザインも盛り込み表現しました。
お別れの言葉を贈ったのは、角野卓造さん(74)。
角野卓造さん:「劇団で初めて君と共演してから35年だ。古臭いレパートリーにとらわれて、ガチガチになっていた劇団に徹は“今”という新しい風を吹き込んでくれた。徹ありがとう、またな」
細菌性胃腸炎の入院からわずか1週間。さよならを伝える間もない急逝でした。
渡辺裕太さん(34):「何とかもう一回、父親と会話したいなと思って、夜一人で目をつぶって、笑顔の父親を思い浮かべ、父が『渡辺家をよろしく頼むな』と笑顔で言ってくれた気がします」
榊原郁恵さん:「裕太は、お父さんが明るく『お前、任せたよ』って、元気な声を聞いたみたいですけど、私のところには現れず、『お父さん、変な姿で現れないで怖いから』って言ったからなのか。でも、やっぱり声が聞きたくて、でも夢でも出て来なくて。この4カ月間、最初は、この人もいろいろな悔いがあったのだろうか、いろんなことがあったのだろうかと思いながら、安心してもらいたくて、葬式で明るく、家族で心を込めて送ったんですけど、それからの4カ月、自問自答する度に、後悔とか悔やまれることしか出て来なくて」
会の最後は、大ヒット曲『約束』をみんなで歌ったそうです。
榊原郁恵さん:「なんてこの人は皆さんに愛されていたんだろうか。この人は、こうやって皆さんと向き合ってきたんだと思いました。『お父さん、友達づくりってどうしたらいいんだろうか』と聞くと、『とにかく自分をさらけ出すんだよ』って言われました」
名取裕子さん(65):「会うときにいつも本当に心でパッと開いてぶつかってくださって。ありがとうございました、笑顔は絶対に忘れません」
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