「政府が正しい方向に進んでいると確信」 日韓首脳会談後初の閣議で韓国・尹大統領｜TBS NEWS DIG
日韓首脳会談を終え、帰国後、初めての閣議に臨んだ韓国の尹錫悦大統領は「政府が正しい方向に進んでいると確信している」として、引き続き関係改善に取り組む考えを示しました。
韓国 尹錫悦大統領
「韓日関係も、もう過去を乗り越えるべきだ。政府が今や正しい方向に進んでいると確信している」
尹大統領は今月16日、韓国の大統領としてはおよそ4年ぶりに日本を訪れ、岸田総理との首脳会談に臨みましたが、革新系の最大野党などから「屈辱外交だ」といった批判があがっています。
こうした中、尹大統領は21日、帰国後、初めての閣議で「韓国が先制的に障害物を取り除いていけば、きっと日本も呼応するはずだ」と強調。
そのうえで、「政府が正しい方向に進んでいると確信している」とし、引き続き日韓関係の改善に取り組む考えを示しました。
また、尹大統領は「日本はすでに数十回にわたり、我々に過去の歴史問題で反省と謝罪を表明している」「韓国社会には排他的な民族主義と反日を叫びながら政治的利益を得ようとする勢力が厳然として存在する」とも指摘していて、韓国の聯合ニュースは「批判する野党などを改めてけん制する発言とみられる」と報じています。
一方、韓国外務省はきょう、日韓の軍事機密共有協定「GSOMIA」をめぐって、2019年に韓国側が出した破棄通告などを撤回すると日本側に書面で伝えたと発表。「制度的な不安定性を取り除いた」と説明しています。
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