虐待疑いの子ども 全国で10万8000件超・・・過去最多(2022年2月3日)
去年、全国の警察が認知した殺人などの刑法犯の件数は、7年連続で戦後最少を更新しました。一方で、児童虐待の通告数やサイバー犯罪の摘発は過去最多となっています。
警察庁によりますと、去年の殺人や窃盗などの刑法犯は、おととしから4万5000件以上少ない56万8148件となり、7年連続で戦後最少を更新しました。
特に、ひったくりなどの街頭犯罪が緊急事態宣言が出ていた去年1月から3月にかけて、前の年と比べて3割近く減っていて、新型コロナの外出自粛が一因となっているとみられています。
一方で、警察が虐待の疑いで児童相談所へ通告した子どもの数は、10万8050人で過去最多となったほか、配偶者からの暴力などの相談件数も8万3035件で過去最多となっています。
4月にサイバー警察局を設置して対応を強化する方針のサイバー犯罪についての摘発件数は、初めて1万件を超えて1万2275件となり、過去最多となっています。
警察庁が5000人を対象に行ったアンケートでは、犯罪の被害に遭う不安が最も大きいものは、サイバー犯罪で8割が不安を感じています。
その他、この10年で日本の治安が悪くなったと感じる人は6割を超えていて、そのうち8割近くが無差別殺傷事件などの発生がその要因だとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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