“迷走”台風6号 影響長引く 線状降水帯も…大雨被害拡大(2023年8月6日)
台風6号はUターンした後、自転車よりも遅い速度で奄美付近を東に進んでいます。沖縄では線状降水帯が発生し、大雨の被害が広がっています。
■“迷走”台風6号 影響長引く
台風6号の影響で6日朝、沖縄本島地方に線状降水帯が発生しました。長引く雨の影響で道路は陥没。下の住宅には大量の土砂が流れ出しています。
陥没現場の下の住民:「音がして何でもないだろうと思ってたんだけど、電話きて『崩れてるよ』ってことで見に行ったら壁が倒れてて」
名護市では、茶色く濁った水で道路が冠水しました。
女性:「すみません。家あっちです」
職員:「水でいっぱいで通れなくなってて回り道しかない」
女性:「こっちは入れないかな」
空の便は那覇を発着するすべての便が欠航しました。
動画撮影者は観光のため家族3人で沖縄にやって来たそうです。
観光客:「3日(先週木曜日)に帰る予定だったんですけど欠航して。そこから帰りのチケット取ろうと頑張ったんですが一瞬で埋まりまして。8日(あさって)が最短になりました」
これまでいる1週間のほとんどはホテルに“缶詰め”状態。唯一行けたのは…。
観光客:「一日だけ進路がずれて雨が少し弱まったので、そこで美ら海水族館と食料の買い出しとか行けたので」
滞在しているホテルは到着した翌日の1日から停電が続いているといいます。
観光客:「(ホテルの)自家発電で電気だけはなんとかつくんですけど、電力の高いエアコンとかコインランドリーも使えないので、洗濯物がもう…着るものがない状況ですね。きのう、きょうと雨がすごくて窓も開けられないので完全に蒸し風呂状態です」「(Q.食料は問題ない?)カップラーメンばかりですが、大量に買い込んできたので」
■線状降水帯も…大雨被害拡大
読谷村楚辺では、崖崩れも発生しました。村は、最も高い警戒レベル5の「緊急安全確保」を一部地域の112世帯271人に対して発表しています。
現在、台風6号は時速10キロ未満の速度で鹿児島県の奄美地方に最も近付いています。与論島では、6日午後3時半ごろ、最大瞬間風速27.3メートルを観測しました。
奄美地方や九州南部では、大気の状態が非常に不安定で、7日夜にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあるため、厳重な警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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