【訪日客殺到】熱海は「春本番」ビーチでくつろぐ人も 極寒の地では巨大な“氷瀑”へ(2023年2月17日)

【訪日客殺到】熱海は「春本番」ビーチでくつろぐ人も 極寒の地では巨大な“氷瀑”へ(2023年2月17日)

【訪日客殺到】熱海は「春本番」ビーチでくつろぐ人も 極寒の地では巨大な“氷瀑”へ(2023年2月17日)

 16日までの強烈寒気が一転、17日の日中は寒さが和らぎました。週末の関東はさらに気温が上昇で4月並みの暖かさが予想されています。ただ、前線の通過によって横殴りの雨となる所もあるようです。

 熱海は、すでに「春本番」です。日本一早く咲くと言われる“あたみ桜”が見頃を迎えています。熱海は10℃に迫る気温となり、観光客で大にぎわいです。

 東京から来たカラオケ仲間:「びっくり」「最高。きれい。うれしい」「歩いて来たからコート脱いじゃって。暑いんだもの」

 美しい桜を前に気持ちも高まります。カナダ人男性は、大切な記念日にやってきました。

 カナダから来た男性(70):「一息つきたくて来ました。きょうは私の誕生日なんです。美しいですね。天気が良いし、散歩するのにとても良いですね」

 「早咲き」の熱海桜ですが、見頃は長い期間続くそうです。

 熱海市観光協会・西島光章専務理事:「前半に咲く花と後半に咲く花、2回開花があるんですね。(前半は去年)12月9日に開花しました。連続して咲いているので長い期間、咲き続けている」

 こちらも一気に開花が進みました。全国屈指の梅の産地・和歌山県みなべ町。およそ8万本の梅の花が山の斜面を鮮やかに染め上げます。

 男性:「白い花には、やっぱり青空」

 再び熱海。春を通り越して、夏を先取りする人が。

 海に入っている人:「(Q.どうして海に?)暖かいから。(気温は)20℃くらいかな」「(Q.短パンだね?)水着だよ」

 ビーチでくつろぐ人や元気に相撲を楽しむ若者も…。

 男性:「前に比べたら少し、春が近付いてきた」

 東京の最高気温は10℃越え。全国のおよそ半分の地点で10℃以上を観測し、日差しの暖かみを感じられる一日になりました。

 春の足音が近付く一方で「冬の終わり」を楽しむ人もいます。マイナス9.3℃と極寒の北海道上川町。外国人観光客らでにぎわっていました。雪原には息をのむような光景が…。寒さで滝が凍り、巨大な「氷瀑」が現れていました。

 名古屋から来た女性:「こんなに凍ったのは初めて見たからびっくり」

 町の山あいにある峡谷・層雲峡。秋は、高さ120メートルの滝を囲むように紅葉の木々が色付きます。それが、厳しい冬を迎えると全く違った表情を見せるのです。

 インドネシアから来た男性:「ファンタスティック」「とてもきれいだよ。まるで彼女みたいだ」

 思わぬ楽しみ方をする人も…。高低差のある氷の壁に挑戦しようと週末ともなると、全国からアイスクライマーが集まるそうです。

 一方、上富良野町には雪山を行く外国人の姿がありました。

 イスラエル人、オメさん(28):「きょう誕生日。きょう特別な所を探していて、ここに決めました」

 日本に憧れ、12歳から日本語を勉強したイスラエル人のオメさん。28歳の誕生日を迎えた16日、訪れたのは北海道のほぼ中央、十勝岳連峰。標高およそ2000メートルの十勝岳がそびえ立つ、険しい山あいの僻地です。凍えるような寒さに加え、時折、強い風にあおられます。

 イスラエル人、オメさん:「雪が寒い…」

 取り出したのは、生まれて初めての「カイロ」。と、次の瞬間…。

 イスラエル人、オメさん:「えー、どこ…。無くなりました」

 困難を乗り越えた果てに待っていたのは、夢にまで見た光景でした。

 ガイド:「これが凍っている滝」
 オメさん:「すごいですね」

 オメさんが誕生日に見たかった景色が、この氷瀑です。およそ20メートルの氷の柱に無数のつららが…。迫力満点です。

 オメさん:「信じられません。高い。すごいですね、やっぱり。超楽しい」

 週末は南風が強まり気温が上昇。関東は4月並みの陽気になりそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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