「金出せ」郵便局に強盗…顔を切られ局員重傷 「ナイフを」通報者語る“一部始終”(2023年2月16日)

「金出せ」郵便局に強盗…顔を切られ局員重傷 「ナイフを」通報者語る“一部始終”(2023年2月16日)

「金出せ」郵便局に強盗…顔を切られ局員重傷 「ナイフを」通報者語る“一部始終”(2023年2月16日)

 16日午後、埼玉県川口市の郵便局に刃物を持った男が押し入り、「金を出せ」と要求したうえ、従業員を切り付けました。男は現在も逃走中で、現場周辺には刃物が入っていたとみられる箱が残されていました。

 16日午後1時半ごろ、埼玉県川口市にある川口並木郵便局で強盗事件が発生。近隣の飲食店の男性が事件を目撃し、生々しい様子を語りました。

 <事件を目撃した近隣の飲食店の男性>
 「店の中で仕込みしてたらキャーキャーキャーキャー言うから何かなと思って表に出たら、従業員の人が『強盗です。警察に電話して下さい』と俺の所に来たから、自分が(警察に)電話して、電話しながら郵便局に行ったら郵便局の中で強盗と従業員がやり合ってるからびっくりしちゃったもん。従業員にナイフをこうやってるわけよ…ガンガン。女性従業員が『やめろ』と、手でやりあって合ってるような」

 「(Q.客は従業員の他にいた?)2、3人いたな。1人外国人の女性が硬直して郵便局の中で立ってたね。びっくりしている状態で。そのうちに犯人が出て来たからびっくりして…逃げる時、俺の方に向かって来たけど、何もできなったもんな俺。『コラー』と大きい声で声は出したけど、やり合うとかできなかった、俺」

 「(Q.犯人の様子は?)俺が見た感じだと東南アジア系だな」
 「(Q.犯人は1人だった?)1人、1人。淡々と逃げて行ったな。ダッシュじゃなくて、なんて言うの、淡々とパンパンパンパンと走って軽快に。結構若いな。20代から30代ぐらい」

 道路にこんな物が落ちていました。現場近くに包丁の空き箱、その隣に空の酒瓶のような物が落ちています。包丁が入っているようにも見えます。事件に関係があるかどうか分かりませんが、包丁のような物を今、警察が調べて拾い上げたところです。

 近隣住民:「パトカーと救急車がすでに1台ずつある状態で。男性の方だと思うんですけど、お1人運ばれていくのを見ました。その方が運ばれた後に、またその後にも救急車が到着して。恐らく運ばれたのは1人だけじゃないのかなと思っています」

 警察によると、男は窓口で対応していた従業員に「金を出せ」などと言って刃物で脅迫。近くにいた別の従業員が止めに入ったところ、切り付けられたということです。

 近隣住民:「すぐ救急車が来て、キャスター(付き担架)で運ばれていった。顔面が全部、血だった。男性で郵便局の局員」「(Q.普段はどんな場所)昔から物騒な場所。昔から。静かな町ではない」

 消防によると、47歳の男性郵便局員が頭や口などを切られて重傷。35歳の女性郵便局員は左手を切られて軽傷だということです。

 元埼玉県警刑事の佐々木成三さんは、狭い路地にある郵便局を狙ったことに注目しています。

 元埼玉県警刑事・佐々木成三さん:「土地勘があるということだと思います。ここに昔から郵便局があることを知っている者の犯行だと思いますね。白昼堂々とやることにリスクがあると思うんですね。大胆にやっていますので。あまり選択肢がなかったんじゃないかと感じますね。歩いて逃走も考えなくてはいけないが、付近に交通手段を置いている可能性。自転車・バイク・車、そういった意味では現場付近の防犯カメラを幅広く取っておくと(犯人は)必ず下見していると思う」

 男は現金数万円を奪って、刃物を持ったまま逃走。警察によると、30代くらいで身長は165センチから175センチの細身。黒いジャンパーに茶色っぽいズボンに白いスニーカーを履き、白いマスクを着けていたということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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