就職試験“替え玉受験” 元関西電力社員の被告、起訴内容認める(2023年3月9日)

就職試験“替え玉受験” 元関西電力社員の被告、起訴内容認める(2023年3月9日)

　就職採用試験のウェブテストを学生の代わりに「替え玉」で受験した罪に問われている被告の男が、初公判で「間違いございません」と起訴内容を認めました。

　元関西電力社員の田中信人被告（28）は去年3月から4月にかけて、大手クレジットカード会社など3社の就職の採用試験で利用するウェブテストを学生3人になりすまして受験した罪に問われています。

　8日の初公判で田中被告は「間違いございません」と起訴内容を認めました。

　その後の被告人質問で、田中被告は「優秀な人が足切りされるのはかわいそうだと思った」「悪いことをしている意識がなくなってしまった」などと述べました。

　検察側は「数千社のウェブテスト代行を繰り返す常習的な犯行だった」などと指摘し、懲役2年6カ月を求刑しました。

　一方、弁護側は執行猶予付き判決を求めました。
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