【謎の飛行物体】“米軍施設”上空飛行の可能性も 中国は「アメリカの気球が領空侵入」主張
中国の偵察気球が撃墜されて以降、アメリカのミシガン州、アラスカ州とカナダでも飛行物体の撃墜が相次いでいます。形状はさまざまで、中国の偵察気球と似た可能性がある物も。中国当局は「アメリカの気球が中国の領空を飛んでいる」と主張しています。
■ミシガン州では「八角形」の飛行物体
アメリカ・ミシガン州で12日、大きなカーブを描いた飛行機雲のような白線が撮影されました。アメリカ国防総省は「飛行物体を撃墜した」と明らかにしました。
再び、アメリカ軍が飛行物体を撃墜しました。物体は八角形の構造をしていて、どこの国の物かは分かっていないといいます。
アメリカ国防総省によると、物体はアメリカ中西部・ヒューロン湖の上空約6000メートルを飛行していました。経路などから、北西部モンタナ州にある機密性の高い米軍施設の上空を飛行していたことも考えられるということです。
■アラスカでも撃墜…「小型車ほど」
4日に中国の偵察気球が撃墜されてから、謎の飛行物体の情報が相次いでいます。
アメリカは10日にも、北部アラスカ州の上空で、飛行物体を撃墜したと発表しました。撃墜した中国の偵察気球よりもはるかに小さく、小型車ほどだったといいます。
カナダでも同様のことが起きています。トルドー首相は12日、「正体不明の物体がカナダの空域に違法に侵入したことを確認した。撃墜することに成功した」と明らかにしました。飛行物体は円筒状で、中国の偵察気球と似ている可能性があるということです。
これで、撃墜された飛行物体は中国の偵察気球を含めて4件になりました。北米以外にも飛行物体の情報があります。
■中国も「気球が侵入」主張…米は否定
中国のSNSでは当局が「正体不明の飛行物体を発見した。撃墜する準備をしている」と投稿し、中国国内にも謎の飛行物体が飛来していると主張しました。
中国メディアによると発見場所は東部の山東省で、周辺の漁船に対して、付近に物体が落下した場合、証拠写真を撮影するよう協力も求めています。
さらに13日、気球を巡る問題について中国外務省の報道官は「アメリカの高い高度の気球は、中国政府の許可を得ずに中国の領空を飛んでいる」と発言。アメリカの気球も中国領空に侵入しているとしました。ただ、撃墜したかは明らかにしませんでした。
これに対し、アメリカのホワイトハウスは声明を発表。「アメリカ政府が中国上空で偵察気球を運用しているとする、いかなる主張も誤りだ」として、中国政府の主張を否定しました。
(2023年2月14日放送「news zero」より)
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