「革命記念日は私にとっては意味がない」ヒジャブをかぶらない女性はカメラでのインタビューを断った 須賀川記者報告 イラン革命記念日|TBS NEWS DIG
中東・イランはきょう、44回目の革命記念日を迎えました。女性のスカーフ着用をめぐる抗議活動が反政府デモへと拡大する一方、政権側の鎮圧もあります。
首都テヘランに入った須賀川記者が現状をお伝えします。
■須賀川記者報告
私が今いるのは革命記念日のパレードが行われているテヘラン中心部から少し離れたところです。
集まった方々は、イランの国旗を掲げていたり、中には最高指導者の写真を掲げている方もいます。そして女性もほとんどの方が、黒いチャドルを身にまとっています。
彼女たちに話を聞いたところ、皆さん一様に「アメリカに死を」とこれまでの保守派の人たちと同様の常套句を掲げていました。
一方で、ここから少し離れたところで露店を営んでいる女性に話を聞いたところ、彼女はヒジャブをかぶっていなかったんですね。そして彼女に聞いたところ、「この革命記念日、私にとっては全く意味がない」、むしろ「この国に必要なのはレボリューションではなくてエボリューションだと。革命ではなく革新が必要だ」と話していました。
ただやはり、このヒジャブをつけていない状態で、テレビカメラのインタビューに応じると、自分ではなく家族に危害が加わる可能性があるから、そこはどうしても断らせてほしいと、かなり慎重だったんですね。
ですので今、革命記念日のパレード会場で見えている、この高揚した様子、多くの人々が集まって祝っている様子、これらは一部なのではないかというように感じています。
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