今年ならではの“訳あり”返礼品がお得 ふるさと納税「冬の攻略法」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

今年ならではの“訳あり”返礼品がお得 ふるさと納税「冬の攻略法」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

今年ならではの“訳あり”返礼品がお得 ふるさと納税「冬の攻略法」【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

リード物価高が続き、家計を圧迫。さらに年の瀬で何かと出費もかさむとき、救世主となるのは「ふるさと納税」です。今年は9月にも駆け込み需要がありましたが、年末でさらに需要が高まっているかもしれません。

■2023年ならではの事情でお得に!ふるさと納税“返礼品”

南波雅俊キャスター:
ふるさと納税は9月にも駆け込みがありました。10月からルールが厳格化されて「返礼品+経費」を「寄付額全体の中の5割以下にしなくてはいけない」などと変わり、事実上の値上げとも言われました。そういうこともあって、9月の寄付額は2022年と比べると4.5倍以上に増えたということです。

これから駆け込みで寄付しようとしている人に朗報です。

ふるさと納税ガイド編集長の飛田啓介さんによると「10月は半年に1度、返礼品がリニューアルされるタイミング。“今年ならではの事情”でこれまでよりもお得な返礼品が増えている」ということです。

■暑さ・雨不足でお得な返礼品!ふるさと納税“冬の攻略法”

<“訳あり”返礼品が増加(1)>
【新潟県十日町市】「魚沼産・川西コシヒカリ」 訳あり5キロ
 通常:寄付額 1万2000円
 訳あり品:寄付額 8000円

2023年の夏は記録的な猛暑で通常のお米より白濁したお米が増えたそうです。1等米が2023年は新潟県で4.9%、2022年までは8割を超えていたので相当減っています。

新潟県十日町市 企画政策課 担当者
「等級は見た目が重視される。味は例年と変わりません!」

実際に新潟で食味の試験を行って、味の変化はなかったという結果も出ています。
でんぷんが少ないため柔らかく炊き上がりがちなので、おいしく炊く方法は「水を少なめに」だそうです。

<“訳あり”返礼品が増加(2)>
【長野・中野市】りんご「サンふじ」
 贈答用:寄付額 1万1000円
 訳あり:寄付額 7000円

春は“霜被害”、夏は“雨不足”で贈答用が例年の3分の1しか取れず、小さいものが増えてます。

担当者
「見た目は訳ありですが、甘くておいしいです」

■12月駆け込み!プリン人気の横須賀市で寄付額が9倍増

こんな自治体もあります。
神奈川県横須賀市では2023年4月にふるさと納税の専門の部署を作りました。すると寄付が9倍になったのですが、どういうことなのでしょうか?

2023年4月に新設されたふるさと納税企画担当課。
横須賀市のふるさと納税は2022年、寄付額2億6000万円に対し市から流出した金額は8億4000万円。まさにマイナスからのスタートでした。

■大都市の逆襲 お得な返礼品

横須賀市が専門の部署を作ったことで事業者は66社から85社に増え、返礼品が262品から574品に増えました。4~9月の寄付金の総額も1.4億円を超えて前年比9倍となりました。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
今は各自治体がどういう思いでどんな取り組みをしているか、細かくメッセージが出てるじゃないですか。寄付文化を盛り上げていくためにも「この返礼品おすすめだよ」とか、お金に関して楽しく話できる文化をもっと作っていってもいいのかなと思いますけどね。

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