トルコでM7.8地震 未明の激しい揺れ 建物の倒壊相次ぐ…生き埋めも(2023年2月6日)

トルコでM7.8地震 未明の激しい揺れ 建物の倒壊相次ぐ…生き埋めも(2023年2月6日)

トルコでM7.8地震 未明の激しい揺れ 建物の倒壊相次ぐ…生き埋めも(2023年2月6日)

 トルコで現地時間午前4時すぎ、マグネチュード7.8の地震が発生しました。この地震で建物の倒壊が相次ぎ、今も多くの住民が生き埋めになっているなど深刻な被害が出ています。

 突然、叫び出す住民、次の瞬間。地震の影響で7階建ての建物はもろくなっていて砂煙とともに一瞬で崩れたのです。地震により建物が崩壊。生き埋めになった人たちを救うべく救出作業が行われますが、突然、がれきが崩落。住民たちは、いったん離れますが、すぐに再び掛け寄ります。

 余震が続きさらなる倒壊の恐れもあるなか、懸命の救出作業が続きます。地震が起きたのは午前4時すぎ。まだ朝日が昇る前。多くの人が寝静まっているなか、激しい揺れが襲ったのです。地震発生直後の映像。撮影を始めると物が落ちる音が響き始め、揺れは増していき、水槽の水面は激しく波打ちます。

 震源はトルコの南部ガジアンテップ県、シリアとの国境付近に位置しています。地震の規模を示すマグニチュードは7.8、震源の深さは17.9キロ。建物などが完全に崩壊し、がれきの山と化しています。折り重なるがれきの隙間から助けを求める人も。がれきをかき出し、何とか救い出そうとする住民たち。日が昇り始めると被害の実情が徐々に明らかに。町の至る所で建物は崩壊。

 周辺住民:「がれきの中に残っている人たちがいます。そのなかには、友人たちもいます」「随分、揺れました。2分くらい続いたと思います」

 震源地は、トルコとシリアの国境近く。シリア側でも多くの建物が倒壊。

 シリアの病院局長:「この町は、大災害で目を覚ました。地震により多くの死者が出た」

 地震発生から数時間が経とうとするなか、救助隊が幼い子どもをがれきの中から救い出しました。シリア政府によりますと、死者は少なくとも237人。負傷者は639人に上るといいます。

 地震の強さを物語るように揺れは、トルコ周辺のレバノン、ヨルダン、イラク以外にもギリシャ、ルーマニア、ジョージア、エジプトでも感じられました。

 震源地からおよそ30キロ離れた町でも建物が崩壊。多くの住民が生き埋めになっているとの報道も。

 トルコのオクタイ副大統領はこれまでに284人が死亡、2300人以上が負傷したと明らかにしました。重機なども導入され、生き埋めになった人々の救出活動が続けられます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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