「もっと働ける」“130万円の壁”岸田総理「対応を検討」(2023年2月1日)

「もっと働ける」“130万円の壁”岸田総理「対応を検討」(2023年2月1日)

「もっと働ける」“130万円の壁”岸田総理「対応を検討」(2023年2月1日)

 パートなどで年収が130万円を超えると社会保険料などの支払いで手取りが減る、いわゆる「130万円の壁」。岸田総理が「対応策を検討する」と発言しました。

 1日朝の国会で話し合われたのが。

 岸田総理:「いわゆる壁の問題。この壁の問題への対応のみならず…。そのなかで委員ご指摘の壁の問題。こうした壁の問題について…」

 壁。壁の問題です。年収130万円を超えると扶養家族から外れるため、手取りが減るという問題…。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「130万円の壁があったんで…」

 この「130万円の壁」問題…。きょうは経営者の立場からこの人が訴えます。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「リアル店舗というのは今やらなければならない。生鮮売ってるのに『明日売れば良い』ではない。今なんですよ!人力がその時に必要。総理!小売りの現場を分かって下さい」

 パートタイムやアルバイトなどで働く人で、扶養家族になっている人が常に意識する「壁」があります。

 女性:「130万円の壁…」

 130万円の壁…。年収がこれを上回ると、社会保険料などの負担が発生し逆に手取りが減る…多くの人が、この壁を超えないよう働く時間を調整するなどしています。

 女性:「働きたいけど我慢したり」「上限超えないようにしていました」「ほんとに細かく計算して(アルバイトの)シフト組んでいた」「常に計算して超えないように」

 これは雇用する側にとっても頭の痛い問題です。

 アキダイ・秋葉弘道社長:「パートさんも働きたくないわけじゃない。自分が出てあげたいけど超えちゃったら困るから出られない。本当は働けるんだけど働いちゃうと収入オーバーになっちゃうから、扶養の範囲内に居られなくなると困るから働けないという話もある。きょう出ても良いけど、その後調整を結構しなきゃいけなくなると…そういう話になってしまう」

 岸田総理は、1日、自民党・平衆院議員の質問に答えてこう述べました。

 岸田総理:「やはりこの社会保険料が生ずるために就労調整を行う、躊躇(ちゅうちょ)することがある、これは指摘の通りだと思いますし、対応策を検討して参りたいと思います」

 上手い解決策はあるのでしょうか。現場から岸田総理への切実なメッセージです。

 女性:「金額(上限)の見直しをして頂ければなと…岸田総理、お願いします」「本当に生きているのは1人1人なので、1人1人を大切にする政治をお願いしたい」「本当に困っている人を助けてほしい。そこにお金を使ってほしい」

 アキダイ・秋葉弘道社長:「総理!小売りの現場を分かって下さい。人手不足、でもやらなければならない。人数が足りないんです」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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