【寒波直撃】「水道管を温めようとして」出火 山梨で住宅火災に住民証言(2023年1月26日)

【寒波直撃】「水道管を温めようとして」出火 山梨で住宅火災に住民証言(2023年1月26日)

【寒波直撃】「水道管を温めようとして」出火 山梨で住宅火災に住民証言(2023年1月26日)

 今回の寒波は、首都圏にも記録的な冷え込みをもたらしています。東京都心では今季一番の寒さとなり、栃木県では史上最も低い気温を更新しました。凍結した水道管を温めようとして、火災も起きるケースも出てきています。

 東京は25日よりさらに0.5℃低いマイナス3.4℃を記録。今季一番の寒さとなりました。外で働く人たちは、それぞれの対策で乗り切ります。

 警備員:「いったん、長靴履くと暖かくなるまで離せない。風もあるし、下から(冷えが)くる」

 交通誘導員:「5枚ずつ着ている。下5枚、上5枚だから肩が張るよね」

 26日も関東各地で“寒波”によるトラブルが相次いでいました。朝は冷え込みが強まり、栃木県大田原でマイナス16.4℃となるなど、関東でも各地で観測史上の最低気温を更新しています。

 都内の鮮魚店では極寒のなか、開店準備が行われていました。

 魚次三・柳大樹さん:「相当、寒いです。起きた瞬間と寝ている午前5時くらいがめちゃめちゃやばい。早く目が覚めちゃいました」

 魚の品質を保つため暖房は入れられず、氷水に手を入れての作業が続きますが、寒すぎるからか…。

 魚次三・柳大樹さん:「水の方が逆に温かく感じる」

 つらいのは、寒さだけではありません。

 魚次三・柳大樹さん:「海が、しけたりとかで魚の量も減ったり、商店街も人が少ないのかなと思う時がある」

 身近なところにも広く影響を及ぼす10年に一度の“最強寒波”。都内の暮らしを直撃しています。

 寒波の影響か都内各所で水道管が破裂。板橋区の公園でも、勢いよく水が噴き出していました。そうなると、忙しくなるのが水道管の修理業者です。26日昼前から急に依頼が殺到。

 磯沼工業・磯沼康雄社長:「屋上に上がっている水道管が破裂しているって。それで今、家の水道を全部、止めているらしい」

 八王子は、今季最低のマイナス7.6℃を観測しています。

 磯沼工業・磯沼康雄社長:「どこで漏れたんだろう。ここ割れているでしょ。穴が開いちゃっている。これは氷の圧力で破壊された」

 東京都水道局には、水道管凍結に関する相談が相次いでいるといいます。その数、把握しているだけで649件に及びます。水道管や水道管同士をつなぐ、継ぎ手を交換すると無事、水漏れが解消されました。

 磯沼工業・磯沼康雄社長:「きょうは午後に(依頼が)結構な本数、入ってきた。きょうは全部、終わらないと思います」

 そんな水道管の凍結、対処の仕方を間違えると大変なことに。凍った水道管を温めようとしたら、出火したというのです。

 25日夕方、山梨県富士吉田市で木造2階建てのアパートが燃える火災が発生。警察によりますと、逃げ遅れた人やけが人は確認されていないということです。驚きは、その出火原因です。火元は2階部分。ただ、関係者はこう証言をしています。

 燃えたアパートの関係者:「最初、水道管が凍結して(1階の住人が)ドライヤーで温めていたみたいなんですけど、それでも溶けなかったみたいでヒートガンというものを使っていたら、あっという間に隣の家にも広がったそうです」

 1階の住人が凍った水道管を溶かすため、ヒートガンという電気工具を使っていたことが判明。警察は、壁の内側にあった水道管付近の“燃えやすい何か”に引火し、それが2階で燃え広がった可能性があるとみています。

 警察は、詳しい火事の原因を調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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