「車内に14時間超」トイレは1キロ歩いて…募る不安 “最強寒波”列島各地で立ち往生(2023年1月25日)
名古屋と神戸を結ぶ新名神高速道路。三重県の菰野インターと滋賀県の甲賀土山インター10.4キロの下り区間で立ち往生し、激しい渋滞が起きています。そのほとんどが大型の貨物トラック。関西と中京の両方で、物流に多大な影響が出るとみられます。
パーキングエリアも、ほぼ隙間なく車両が止まっています。走行車線にはトンネルから続く長い車列。
鈴鹿付近で立ち往生しているというトラックの運転手が取材に答えてくれました。
立ち往生しているトラックの運転手:「寒くなってくると暖房を入れますけれども、ある程度、車内が暖まったらエンジンは切るようにしている。そうしないと燃料もね、残りが3分の1くらいなので。現状、今、出口が見えないので。いつ終わるか分からないので、ちょっとでも節約しないととは思っているんですけど」
今、一番つらいのは雪のなか、片道で歩いて1キロ以上もかかるトイレだそうです。
また、別の運転手は24日夜から14時間以上も車内で過ごしているといいます。
立ち往生しているトラックの運転手:「さすがに12時間以上経つと、実際トイレとか行きたいなと。近くにはないので、高速道路なので。まして陸橋場なので、この場所が。他の運転手たちも誰も降りていないので皆、我慢しているんじゃないかなと」
空からの映像を見てみますと、渋滞の先頭では3台の除雪車が見えます。
新名神高速は24日夜から断続的に渋滞が発生していて、ネクスコ西日本などによりますと、並行する国道が通行止めになり、車が集中したことが大きな原因だとしています。
さらに岡山県を走る国道2号でおよそ2600台が一時、立ち往生し25キロの渋滞となりました。国道事務所がドライバーに飲み物を手配するなど負担軽減にあたっています。
他にも各地で車の立ち往生が相次いでいて、滋賀県では琵琶湖の東西を結ぶ有料道路で渋滞が発生。橋の上では車が雪のぬかるみに入り、ストップ。除雪作業員たちが、あちこちで雪かきに追われていました。
また、長崎県でも25日、最大で200台が立ち往生。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く