「世界行くべき52カ所」に盛岡が選出 “米国にない”記者が明かす魅力とは(2023年1月16日)

「世界行くべき52カ所」に盛岡が選出 “米国にない”記者が明かす魅力とは(2023年1月16日)

「世界行くべき52カ所」に盛岡が選出 “米国にない”記者が明かす魅力とは(2023年1月16日)

 外国人観光客に人気の場所。なかでも、岩手県盛岡市が今、世界的に注目を集めています。ニューヨークタイムズが「2023年に行くべき52カ所」に選出。しかも、ロンドンに続く2番目に付けました。

 盛岡市民:「世界のなかでなんで盛岡が選ばれたのがすごいなと思った」「なんでっていう感じでびっくりしました」「うれしい半面、ロンドンの次が盛岡で大丈夫なのかというところが率直に思った」

 岩手県民の頭に浮かぶ疑問符…。NYタイムズは選んだ理由について。

 NYタイムズ:「岩手県盛岡市は見過ごされがちだ。街には西洋と東洋の建築様式が混ざり合った大正時代の建物や、近代的なホテルがあふれ、伝統的な宿である昔ながらの旅館や曲がりくねった川もある」

 この記事を書いたライターのクレイグ・モッドさんに話を聞きました。100人ほどの旅行ライターが推薦した旅行先から、52カ所が選ばれるといいます。

 ニューヨーク・タイムズに寄稿した、クレイグ・モッドさん:「(Q.(盛岡が)選ばれた感想)僕もびっくりしました」

 日本に住んで23年になるクレイグさん、一昨年には盛岡を旅行。

 ニューヨーク・タイムズに寄稿した、クレイグ・モッドさん:「盛岡のイメージはなかったがすごく可愛らしくて、優しくて、一人も嫌な感じの人がいなかった。平沢さんという床屋に行った。平沢さんのバリカンが魂に一番おいしかった。心の栄養になった」

 盛岡市が公開しているPR動画では、わんこそばや、南部鉄器など外国人にもなじみがあるものばかり。しかしクレイグさんは、NYタイムズのなかで、有名な場所だけでなく、色々な盛岡の様子を伝えています。

 NYタイムズ:「東家では数十の小さなおわんに盛られたわんこそばが食べ放題で、ブックナードでは日本の古典的な美術書が読める」

 テネシー州から来た2人組:「(Q.なぜ盛岡へ?)ニューヨーク・タイムズの記事を見た。2023年に行くべき52の場所に入っていた」

 アメリカから来た2人組は急きょ旅行の予定を変更し、盛岡へ来たそうです。記事にあった本屋「ブックナード」へ向かうと…。

 テネシー州から来た2人組:「(Q.何を買った?)孫のために絵を見てお話を作る本を買った」

 買っていたのは、知育絵本。

 テネシー州から来た2人組:「店の雰囲気もすごく良かった」

 ニューヨーク・タイムズに寄稿した、クレイグ・モッドさん:「若い方がこんなに小さい町で頑張っているのは盛岡でしか感じたことがなかった。すごく頑張っているコーヒー屋さんもあった。長澤さんという全国で有名な方も…」

 その「ナガサワコーヒー」の長澤さんは…。

 ナガサワコーヒー・長澤一浩代表:「(Q.世界から注目されている)うれしいですよね。世界から見ても皆がおいしいと言ってもらえるものを意識してやっていたので、アメリカの人に認めてもらえるとやっていたことが正しかったと思う」

 市内には、特色あるコーヒー店が多く、大手コーヒーチェーンが市の中心部から撤退したほど…。

 盛岡に帰省した人:「ニューヨーク・タイムズの記事を見て来た」

 地元の人:「実際住んでいると気が付かないもので、うれしい感じです」

 盛岡名物・わんこそば店の社長も、クレイグさんの記事に…。

 東家本店・馬場暁彦社長:「わんこそばは派手なのでビジュアル的にも面白そうと思って、やってみたい人が来るのがパターンだったが、それに付随してちょっとおいしいコーヒー飲めるとか、コンパクトシティーとしての盛岡があふれていて世界レベルで伝えてもらえた」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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