コロナ・物価高・旧統一教会…課題山積も“会期3日間”選挙後、初の臨時国会召集(2022年8月3日)
参議院選挙後、初の臨時国会が召集されました。初当選した議員は42人です。
自民党・生稲晃子参院議員:「これからは国会議員の一人として、一日一日を大切に、一生懸命、日々、頑張って働いていきたいと思っております」
れいわ新選組・水道橋博士参院議員:「汗をかくのは、本当これからだと思う。早く議員立法したり、質問したり、実際の活動をしたい」
自民党の会合であいさつに立った岸田総理は―
岸田総理:「私たちは、いま『新型コロナ』『ウクライナ』『世界的な物価高騰』など、歴史を画するような大きな課題に直面している。戦後、最大級のこの難局に直面をしています。政治の安定を難局突破のための力にかえて、私たちは全力を尽くさなければなりません」
「戦後最大級の難局に全力を尽くす」と宣言しましたが、この国会、会期はわずか3日。実質的な審議も行われません。
立憲民主党・辻元参院議員:「もうすでに岸田政権、逃げてるなと思います。夏休み返上で、休んでる場合違いますよ。コロナだって、これだけ感染広がってるわけですから」
新型コロナの感染者数は連日20万人を超えています。
参院選で各党が訴えた“物価高対策”。8月も値上げされるのは2400品目に上りますが、本格的な論戦は秋の臨時国会を待たなければなりません。
問題が山積する中で、一部の議員が問われているのは“自身の問題”への対応です。
18歳の女性との飲酒疑惑で自民党を離党した吉川赳衆院議員。立憲民主党は、2度目となる辞職勧告決議案を提出しました。さらに、安倍元総理の銃撃事件をきっかけに浮上した旧統一教会とのつながり。関係が指摘された議員は、こう話します。
自民党・井上義行参院議員:「今回の件につきましては、いろいろな問題があり、お詫びしたいと思っています」
自民党・下村博文元文部科学大臣:「統一教会との関わり合いはありません。ただ、関連団体といわれる『世界日報』の社長から、2016年に献金を6万円受けたということはありますが、(名称変更の)認証問題とは全く関係ない」
自民党は、議員個人への調査には否定的です。
日本維新の会・猪瀬直樹参院議員:「何人関りがあったのか数字をきちんと出して、『組織として関わってない』という言い方をするならいいけど、数も数えてないし、具体例もあげてないわけだから、あいまいな言い方で『関係ありません』と言うのはおかしい」
与野党は閉会中の審議を行うことで合意したものの、まだ具体的な日程は示されていません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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