迷いクジラ“淀ちゃん” 動き見られず…専門家「絶命の可能性」(2023年1月13日)

迷いクジラ“淀ちゃん” 動き見られず…専門家「絶命の可能性」(2023年1月13日)

迷いクジラ“淀ちゃん” 動き見られず…専門家「絶命の可能性」(2023年1月13日)

 大阪湾の淀川河口付近に迷い込んだクジラ。「淀ちゃん」という愛称までつけられ、12日も多くの人が熱い眼差しを送っていましたが…。

 見に来た人:「弱ってる感じで、“淀ちゃん”にはもっと頑張ってほしいですね」「できれば元気を取り戻して、海に戻ってくれたらと思います」

■動く様子が確認されず…専門家「絶命の可能性」

 見つかった当初は潮を吹いたり、尾びれを動かしたりしていた淀ちゃん。

 しかし、監視を続けている大阪海上保安監部によりますと、11日の夕方以降、動いている様子が確認されていません。専門家は、次のように話します。

 国立科学博物館・田島木綿子研究主幹:「報道の写真や映像を見る限りでは、まず横倒しになってしまっている。さらに、きのう(11日)の夜から呼吸を確認できていない。恐らく絶命してしまっている」

■救出は“危険作業” 過去に1人死亡する事故も

 様子を見に来た人からは「一刻も早く助けてあげてほしい」といった声も上がりますが、海上保安庁も、港を管理する大阪市も、慎重な姿勢です。

 というのも、クジラの救出は危険な作業で、過去には愛媛県で、迷い込んだクジラを沖に逃がそうと近付いて作業をしていたところ、クジラが突然暴れだし、1人が死亡する事故も起きています。

 大阪市の松井市長は「どうすることもできず、見守るしかない」と話していて、しばらくはこの状態が続くのかもしれません。

(「グッド!モーニング」2023年1月13日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事