EUが中国をWTOに提訴 中国「でっち上げ」(2022年1月27日)
EU（ヨーロッパ連合）は台湾と関係を強化するリトアニアに対し、中国が不当に貿易を制限しているとして、WTO（世界貿易機関）に提訴しました。
WTOへの提訴は27日に行われ、EU側は、中国がリトアニア製品の通関拒否など差別的な貿易措置を取っていて、WTOルール違反だと指摘しています。
また、EUの企業に対して中国への輸出品にリトアニア産の原材料を含めないよう圧力がかけられていて、ほかのEUの国にも影響が及んでいるとしています。
リトアニアでは事実上の大使館にあたる「台湾代表処」が去年、開設されるなど、台湾との関係強化が進んでいます。
EUによる提訴を受けて中国外務省は会見で、「全くのでっちあげだ」と強調しました。
そのうえで、EUに対し「リトアニアが中国とヨーロッパの関係を人質に取ろうと企んでいることを警戒すべきだ」と主張しています。
一方、リトアニアに対しては「過ちを直ちに是正し、一つの中国の原則という正しい軌道に戻るべきだ」と求めました。
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