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大学入学者の過半数“推薦” 格差?「親ガチャ」批判も…専門家「チャンス十分ある」(2023年1月12日)
いよいよ受験シーズンが本格化します。大学入試では、かつて主流だった一般入試ではなく、推薦などの割合が過半数となっています。今、何が起きているのか取材しました。
■格差?「親ガチャ」批判も…
14日からは「大学入学共通テスト」が始まります。
志願者数は51万人余りで、センター試験時代を含めると、5年連続の減少となっています。こうした背景について、専門家は次のように話します。
大学ジャーナリスト・石渡嶺司さん:「少子化、総合型選抜・学校推薦型選抜による入学者が増えている。このあたりが、共通テストの志願者が減っている一因かとみています」
文部科学省によりますと、2021年度の入試では学校推薦型選抜と、小論文や面接で適性を判断する旧AO入試、総合型選抜による大学入学者が全体の50.3%と、初めて半数を超えました。
学校推薦型選抜や総合型選抜では、課外活動の内容も加点の対象となります。こうした実情に、ネット上では、こんな指摘もありました。
ネット上の声:「親ガチャ当たり組が、ますます有利になっていく」
課外活動にお金をかけることができる裕福な家庭が有利になり、格差が広がるというのです。
■専門家「チャンス十分ある」
実際に、推薦入試で入学した学生に話を聞きました。
「推薦入試」で入学 大学3年生:「それなりな程度であったからこそ、私も(高校時代に)留学できた身だと思っている。経済的に不利な立場に置かれる人たちにとって、不満に感じることはおっしゃる通り」
一方、一般入試で合格した学生は、次のように話します。
「一般入試」で入学 大学2年生:「厳しい大学受験を経験せずに、大学に入れるのはちょっとうらやましい。親の経済的な差があるのは、仕方のないことではないかなと思う」
裕福な家庭でなければ、学校推薦型選抜・総合型選抜で合格を勝ち取ることは難しいのでしょうか?
石渡さん:「“家計が豊かではない世帯”が、全くチャンスがないかというと、そうではありません。志望する大学や学部で、どんな学びをしたいのか考えて。それに関連する書籍もしくは、関連記事を普段から読んでおく。早いうちから部活動ですとかに力を入れていれば、総合型選抜・学校推薦型選抜でも勝ち抜けるチャンスは十分ある」
(「グッド!モーニング」2023年1月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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