“クリスマス寒波”再び大雪や猛吹雪の恐れ 大規模な立往生・停電に警戒(2022年12月22日)

“クリスマス寒波”再び大雪や猛吹雪の恐れ 大規模な立往生・停電に警戒(2022年12月22日)

“クリスマス寒波”再び大雪や猛吹雪の恐れ 大規模な立往生・停電に警戒(2022年12月22日)

 前回の雪による停電がいまだ復旧しない地域もあるなか、列島にクリスマス寒波が襲来。再び大雪や猛吹雪が続く恐れがあります。雪は西日本でも強まりはじめ、大規模な立ち往生や停電への警戒が強まっています。

 最低気温1℃となった新潟県佐渡市。電気はまだ来ていません。新潟県内の停電は、22日午前中の段階でおよそ4900戸。そのうち半数以上が佐渡市です。復旧は、23日以降になるそうです。診療所は外部電源を使い、何とか診療を続けています。

 岩首診療所・川崎昭一医師:「いかに電気が大切かというのがよく分かりました。常に電気が普通にあるものと考えていると心構えができないことがある」

 雪下ろし中の事故など、新潟県では少なくとも3人が死亡。12人が重傷となっています。

 まだ復旧すらままならないなか、新たな寒波がやってきます。前回の大雪よりも広い範囲で長引く恐れがある“クリスマス寒波”。日本海側を中心に、23日から24日にかけて警報級の大雪が予想されています。

 ただ備えたくても、そうできない事情があります。柏崎市にあるガソリンスタンド。すでに多くの客が訪れています。ただ、灯油はもうありません。21日午後4時に入荷した灯油は、22日午前中で売り切れました。ガソリンも、1人20リットルまでの販売です。

 Dr.Drive柏崎半田店・小林達也マネジャー「物流が届いて来ない分、在源が少なくなってしまって、ここまで仕入れがないのは初めでどうしていいのか対応に困っている」

 柏崎市にも、電気が届いていない地区がありました。地区にある避難所。災害の際、避難するこの場所も停電していました。発電機があるため、スマートフォンの充電はできます。

 西日本でも、大雪になる恐れがあります。広島県の山間部にある道の駅。分厚い雪が地面を覆っているのが分かります。カメラにもはっきりと映る雪の粒。

 気象庁気象監視・警報センター、加藤廣所長:「西日本にも前回より強い寒気が流れ込んで、大雪となる所がありまして」

 四国、香川県でも雪です。

 九州でも雪…。福岡市内も、この降り方です。建物の屋上を歩く人物がかすんで見えます。

 島根県でも雪が降り始めました。雪の中を下校する子どもたち。上空の寒気の動きが遅いことから、雪は…。

 気象庁気象監視・警報センター、加藤廣所長:「長期間にわたる恐れがあります」

 雪は、25日ごろまで続く見込み。

 国交省・国土保全局防災課、中込淳課長:「クリスマス、色々と動きたいという話も多々あると思うが、残念なことに災害ですので…」

 NEXCO西日本は22日、高速道路がこの後、通行止めになる可能性もあるとして、不要不急の利用を控えるよう呼び掛けました。

 広島市内のカー用品店では、冬用タイヤに交換する作業依頼が殺到。作業が追いつかず、受け付けを締め切るほどでした。

 イエローハット吉島店・佐久間靖裕店長:「雪が降るというニュースが出てからかなり多くなっている。電話に出られないくらい逼迫(ひっぱく)している。年内は28日くらいから空きがあるが、それまではかなりいっぱい」

 広島市内では青空が広がっていましたが…。同じ県内でも、場所によっては雪景色。大雪が長引く恐れもあり、大規模な立ち往生や停電の発生に警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事