「暴行はあり得ないという前提だった」保育所側が取材に応じる 千葉県松戸市|TBS NEWS DIG
千葉県松戸市の認可保育所で保育士が園児の頭を叩くなどしていた問題で、保育所の担当者が取材に応じ、「保育士の暴行はあり得ないという前提だった」と認識を語りました。
けさ、子どもを預ける保護者は不安の声を漏らしました。
保護者
「まだ園から何も説明がない中で、きょう預けるというのはすごく不安」
暴行の事実が発覚したのは、松戸市の小規模認可保育所「コモレビ・ナーサリー」です。今年10月、女性保育士が給食の際に男の子(1)の頭を手で叩いたり、昼寝の時間に足でどかしたりするなどしていました。
松戸市は「保育士3人があわせて6人の園児に対し、不適切な保育をしていた」として行政指導しました。暴行した保育士(30)は市の調査にこう説明したといいます。
女性保育士
「食事中に園児がウトウトしていたので、起きてほしいと思い手で頭を押してしまった」
市は「この保育士が暴行したという認識がなかった」とみています。別の保育士(31)は…
女性保育士
「おもちゃの取り合いがあったので、弁当箱の蓋で頭を叩いてしまった」
記者
「こちらの保育所では、けさも子どもを送り届ける保護者の姿がありました」
保護者
「送り迎えの話だけではわからない部分があった。びっくりした」
保育所の担当者は取材に対し…
保育所側の担当者
「保育士の暴行は“あり得ない”という前提だった。認識を改めないといけない」
保育学を専門とする大阪教育大学の小崎教授は、保育施設で虐待が相次いでいることについて、こう指摘します。
大阪教育大学(保育学) 小崎恭弘教授
「保育士の個人の意識があまりにも低すぎる。子ども自身が何かを訴えたり、環境の変化を訴えたりできないと思うと、そこで関わる保育者は一般の人より何倍も高い倫理観や人権意識が必要」
園は今夜、保護者説明会を開く予定です。
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