第二次大戦中の「ウラン処理工場」関連疑う指摘も・・・アメリカの高校で40年間に118人の卒業生らが脳腫瘍を発症|TBS NEWS DIG
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アメリカ東部、ニュージャージー州にある高校で40年間に100人を超える卒業生らが脳腫瘍を発症していたことがわかりました。極めて稀な病気であるため波紋が広がっています。
妻を脳腫瘍で亡くしたジェイソン・ウィシンスキさん
「これは全ての出来事が起こる前、妻の30歳の誕生日パーティーを開いたときのものです」
ウィシンスキさんの妻ジャニスさん。2007年、妊娠していた32歳の時、突然、倒れました。検査で見つかったのが脳腫瘍。2度の流産の末、やっと命を授かったばかりでした。
妻を脳腫瘍で亡くしたジェイソン・ウィシンスキさん
「治療法がないことはわかっていました。妻はとても、とても強かった。一度も文句を言ったことはありません」
すでに手術できない状態だったというジャニスさんは女の子を出産。
壮絶な闘病の末、38歳で亡くなりました。
実は、ジャニスさんの妹も同時期に脳腫瘍を発症し3年後に死亡。2人の共通点は通っていた高校でした。
ニュージャージー州のコロニア高校。
1975年からの40年間に在籍した生徒や教職員らあわせて118人が、脳腫瘍を発症していたことがわかったのです。
住民
「心配です。私の家族も何年か前に通っていました」
妻を脳腫瘍で亡くしたジェイソン・ウィシンスキさん
「何かがある。何かがおかしいので、調査する必要があります」
アメリカの統計では脳腫瘍の発症者は10万人に1人から3人。本来であれば「極めてまれな病気」です。
脳腫瘍のはっきりとした原因はわかっていません。
ワシントン大学脳神経外科 アルバート・キム医師
「一般的に原発性脳腫瘍の原因となるものは、それほど多くはないのですが、中でも『電離放射線』=高エネルギーの放射線が挙げられます」
記者
「原因の一つとして可能性が指摘されているのが、この場所です。ここには第二次世界大戦中、ウランの処理工場がありました」
第二次大戦中、極秘で進められた原爆開発計画「マンハッタン計画」。
その施設の一つ「ウラン処理工場」が高校から、およそ20キロの場所にあったことから汚染された土が学校建設に利用されたのでは、と関連を疑う指摘もあります。
妻を脳腫瘍で亡くしたジェイソン・ウィシンスキさん
「私は妻が息絶えるのを見届けました。コロニア高校で何が起こったのか、はっきりした答えを求め続けていきます」
自治体はおよそ100台の測定器を設置して放射線レベルを計測。今月中にその結果を公表することにしています。
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