【国連総会】北朝鮮の人権侵害非難決議 18年連続で採択

【国連総会】北朝鮮の人権侵害非難決議 18年連続で採択

【国連総会】北朝鮮の人権侵害非難決議 18年連続で採択

国連総会は15日、北朝鮮の人権侵害を非難し、全ての拉致被害者の即時帰国を求める決議を18年連続で採択しました。

決議は、EU(=ヨーロッパ連合)が提出したもので、日本や韓国も「共同提案国」に名を連ねました。

決議では、「拉致問題は深刻な人権侵害だ」と非難した上で、拉致被害者やその家族の高齢化が進んでいることを念頭に、被害者の即時帰国を強く要請しました。また、「北朝鮮は国民の生活向上よりも、核・ミサイル開発に国力を投じている」と指摘しました。

一方、北朝鮮側は、「人権問題を政治利用している」などと激しく反発しました。

北朝鮮 キム・ソン国連大使「アメリカと西側諸国は、内政干渉や他国の体制を転覆させるために、人権問題を政治的手段として乱用している」

北朝鮮の国連大使はこのように述べた上で、採決の前に退席しました。決議は、無投票による合意で18年連続で採択されました。
(2022年12月16日放送)

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