福知山脱線事故車両7両の保存施設が完成　事故から20年　原則非公開、一般公開は「慎重に検討」

福知山脱線事故車両7両の保存施設が完成　事故から20年　原則非公開、一般公開は「慎重に検討」

　乗客106人が犠牲となったJR福知山線脱線事故から20年が経過した中、事故車両を保存した施設が12日完成しました。

　事故車両を保存した施設は、吹田市にあるJR西日本の社員研修センターが隣接する土地に作られ、12日朝から遺族や負傷者らが訪れています。

　20年前の4月25日、JR福知山線で、快速列車が制限速度を大幅に超えて脱線し、マンションに衝突。乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負いました。

　完成した施設には、事故車両7両が保存されていて、損傷がひどく復元が困難な1両目から4両目は部品ごとに保管され、5両目から7両目は、連結した状態で展示されています。

　施設は負傷者や犠牲者の遺族、当時救助に関わった人などを除き、原則非公開となっていて、JR西日本は将来、一般公開するかについては「慎重に検討していきたい」としています。

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