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「W杯に一つの宝を追加した」「アジア旋風」世界が伝えた“歴史的番狂わせ”日本勝利(2022年11月24日)
サッカーFIFAワールドカップ2022。日本代表が強豪ドイツを相手に歴史的な逆転勝利を挙げました。
今回の勝利に目を見開いたのは日本だけではありません。世界でも広く報じられました。
「ドイツが負けた」「日本が勝った」報じ方の主語はバラバラですが、ワシントン・ポストは「日本の逆転勝利はワールドカップに一つの宝を追加した」と表現しました。
イタリアメディアはウィットが効いています。
イタリアメディア:「W杯出場を逃したイタリアにとっては、大会で興奮できる機会は多くありません。ドイツが負ける瞬間を除いては。ありがとう日本」
“ジャイアントキリング”はサッカーの醍醐味の一つです。
朝鮮日報は「ドイツで走る侍2人、戦車軍団に匕首を刺す」という見出しを付けました。
また、アルゼンチンを倒したサウジアラビアに続き、今度は日本だったということで「アジア旋風」としているメディアもあります。
中国中央テレビ・白岩松氏:「アジア人がサッカーに適しているか、話題にはもうならないでしょう。日本の勝利は、我々に自信と力を与えてくれました」
CNNはというと。
キャスター:「ドイツは本日、衝撃的な“番狂わせ”の犠牲者となりました。日本はヨーロッパの強豪国を2-1で破りました。サウジがアルゼンチンをあ然とさせた翌日のことです」
“番狂わせ”という言葉を使いつつも、このように続けました。
キャスター:「日本がドイツに衝撃的な勝利を飾りました。日本選手の多くがドイツで活動するのに、なぜもっと準備できなかったのでしょうか」
解説者:「準備するのと、本番でボールを蹴るのは全く違うんです。それは『ドイツ代表が勝つ』という思い込みからの質問で、そうなるとは限りません」
BBCの解説者は、最初から他とは違う見方をしていました。試合前の予想では…。
BBCサッカー解説、サットン氏:「日本代表を過小評価してはいけない。2-1で日本が勝つ」
スコアまでドンピシャで当てていました。
BBCサッカー解説、サットン氏:「日本は名を上げ、ドイツは問題山積となった。なんと不思議なワールドカップか。素晴らしい」
現地で見ていた記者たちにも感想を聞いてみました。
オーストラリアメディア:「日本は素晴らしい試合をしました。圧巻でした。判断がすべて“ドンピシャ”。ドイツに対する敬意も示していたし、日本は勝利に値するチームでした」
フランスメディア:「(Q.日本にとって、この勝利の意味は)今回はドイツをはじめ、強敵ぞろいのグループだけに素晴らしい。スペイン戦などを前に、ドイツ戦で勝利できたのはとても大きいです。日本は予選突破が見えたのでは」
一方の敗れたドイツ。
ドイツサポーター:「負けた。それだけです。運がなかったのです。日本は運が良かった」
ドイツサポーター:「アルゼンチンがサウジアラビアに負けて大笑いしたのに、今度はドイツがアルゼンチンと同じ立場になってしまいました。なぜこんなことになったのか。どう考えれば良いか分かりません」
ドイツメディアは「最悪のスタートを切った」などと、まさかの敗戦を一面で大きく伝えています。
元ドイツ代表のシュヴァインシュタイガー氏はこのように分析しています。
シュヴァインシュタイガー氏:「我々はきょう、赤裸々の事実を目にすることになった。我々の現在地が確かめられた。私は、この敗戦は妥当な結果と考えている。ずる賢さ、クレバーさが足りないんだ」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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