トランプ氏が猛反発「魔女狩りだ」…大統領時代の“疑惑”捜査に 「特別検察官」任命【もっと知りたい!】(2022年11月21日)
先週、次期大統領選への出馬表明を強行したトランプ氏。再登板に高いハードルです。大統領時代の疑惑の捜査を加速する「特別検察官」が任命されました。
■トランプ氏の“ツイッターアカウント”復活
現地時間19日に、トランプ前大統領のツイッターのアカウントが復活しました。
ツイッター社を買収したイーロン・マスク氏が凍結解除の是非について、アンケートを取ったところ、およそ1500万票が集まり、僅差で賛成多数になりました。
去年1月の議会襲撃事件をあおった疑いがあるとして、アカウントが凍結されていました。
■特別検察官を任命「公共の利益にかなう」
現地時間15日、2年後の大統領選への出馬を表明したトランプ氏。意気込む一方で、アメリカの司法制度への不満も口にしていました。
トランプ前大統領:「司法制度やFBIや司法省を武器化するほど恐ろしいことはない」
この発言から3日後、アメリカ司法省は、トランプ氏に対する刑事捜査を監督する特別検察官を任命しました。
司法長官によると、議会襲撃事件への関与と機密文書を持ち出した疑惑。2つの捜査が「公共の利益にかなう」と説明しています。
■トランプ氏が不快感「魔女狩りの最新版」
トランプ氏は、これまで疑惑を向けられる度、自らの潔白を主張してきました。
トランプ氏(今年8月 FBI家宅捜索時):「(文書は)すべて機密解除されていた」
トランプ氏(今年1月 弾劾(だんがい)決議案提出後):「政治史上、最大の魔女狩りの続きだ。激しい怒りが巻き起こっている」
今回、特別検察官が任命されたことについては、再び“魔女狩り”と表現して強い不快感を示しました。
トランプ前大統領:「この恐ろしい権力の乱用は、以前から始まっている魔女狩りの最新版の一環だ」
■専門家「『配慮しないぞ』とメッセージ」
専門家は、出馬表明から3日後というスピードで特別検察官が任命されたことは、トランプ氏にとって誤算だったと指摘します。
明治大学 海野素央教授:「トランプ氏は、刑事訴追を恐れている。先手を打って、出馬宣言をすれば、司法省は引っ込むだろうと。司法省は手を緩めない、『配慮しないぞ』と、逆のメッセージをトランプ氏に送った。(司法省が)すでに証拠をつかんだので、ここで特別検察官を任命したという見方もある」
(「グッド!モーニング」2022年11月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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