“世紀の詐欺”米医療ベンチャー創業者の女に禁錮刑(2022年11月19日)
アメリカのシリコンバレーで医療ベンチャー界の寵児として第二のスティーブ・ジョブスと言われた女性が投資家をだましたとして、11年3カ月の禁錮刑を言い渡されました。
エリザベス・ホームズ被告（38）は数滴の血液から200以上の病気を判別する医療機器を開発できるとして資金を集めましたが、連邦裁判所は18日、投資家をだましたとして11年3カ月の禁錮刑を言い渡しました。
ホームズ被告はスタンフォード大学を中退して2003年にセラノス社を創業し、同社の時価総額は一時、1兆円ほどに膨れ上がりました。
世紀の詐欺事件として全米の注目を集め、担当検察官は「シリコンバレー史上、最も悪質な詐欺事件で、ハイテクブームによる誇張を抑制するチャンスだ」と訴えていました。
ホームズ被告は法廷で涙ながらに「責任を取る」と話しました。 （C） CABLE NEWS NETWORK 2022
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