“トランプ離れ”加速 元側近や家族も…トランプ氏「重大発表」 出馬表明“強行”か(2022年11月16日)
共和党が苦戦し、風当たりが強まっているトランプ氏ですが、16日に大統領選への再出馬表明を強行するとみられます。そんななか、“トランプ離れ”の動きが身内にも広がっています。
■G20首脳宣言の草案“戦争非難”…ロシア反発
ロシアによるウクライナ侵攻後、初めての開催となるG20サミット。滑り出しから対立ムードが鮮明となる“異例の展開”となりました。
恒例行事である各国首脳がそろっての写真撮影が、「ロシアと一緒に写りたくない」と拒絶するアメリカなどに配慮して、取りやめとなったのです。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、オンラインでの特別参加となりました。
ゼレンスキー大統領:「私はこのロシアの侵略的な戦争を適当にではなく、国連と国際法に基づいて正当に終わらせたいと思っています」
ANNが入手したG20の首脳宣言の草案には、「ほとんどのメンバーがウクライナでの戦争を強く非難した」「今の時代は戦争の時代であってはならない」など、ロシアを意識した言葉が並びます。
これに対し、ロシアのラブロフ外相は、次のように話しました。
ラブロフ外相:「ロシアを含めた20カ国の名で、ロシアの行為を非難する文言を入れようとした。この件は、今回の議題に全く関係がない。G20の権限外で、どうしても宣言に入れるというなら、我々の意見は違うということを書こうと主張した」
■トランプ氏“重大発表” 中間選挙では苦戦
G20の首脳宣言とともに、世界の注目が集まっているのが、まもなく予定されているトランプ氏の“重大発表”です。
トランプ氏のSNSから:「きょうは我が国の歴史の中で、最も重要な日の1つになるだろう」
しかし、その強気な発言とは裏腹に、中間選挙では共和党の苦戦が続いています。
西部アリゾナ州の知事選で、自ら「ドレスを着たトランプ」とアピールしていたトランプ派の候補、ケリー・レイク氏。15日、敗北が確実となりました。
トランプ氏のSNSから:「レイク氏が選挙を奪われた。なんてひどいことだ」
■“トランプ離れ”加速…元側近や家族も
連日のように選挙の不正を訴えるトランプ氏ですが、風当たりは日に日に厳しくなっています。
かつては、“トランプ氏の右腕”と言われたペンス前副大統領。現地メディアのインタビューで、トランプ氏が再び大統領になるべきかと聞かれると、「我々には、より良い選択肢があると思う」と答えました。
自ら立候補する可能性についても含みを持たせ、トランプ氏を支持しない考えを明らかにしました。
“トランプ離れ”ともいうべき流れは、家族にもありました。
CNNの報道(11日):「イバンカ氏の考えをよく知る人物によれば、彼女はかつての生活に戻ることはないでしょう」
大統領補佐官を務め、父を支えた娘のイバンカさん。仮にトランプ氏が大統領に返り咲いても、政治に関わらないとみられるといいます。
果たして逆風のなか、本当に出馬表明をするのでしょうか。“重大発表”は、日本時間午前11時から行われる予定です。
(「グッド!モーニング」2022年11月16日放送分より) (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
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