トランプ氏が激怒！共和党苦戦で…なぜかメラニア夫人にまで“逆ギレ”(2022年11月10日)

トランプ氏が激怒！共和党苦戦で…なぜかメラニア夫人にまで“逆ギレ”(2022年11月10日)

　トランプ旋風が起きると予想されたアメリカの中間選挙で共和党が伸び悩み、トランプ前大統領が激怒していると現地メディアが報じました。怒りの矛先は、なぜかメラニア夫人にまで及んでいるといいます。

　トランプ前大統領を擁する共和党。シンボルカラーの赤にちなんだ「巨大な赤い波」といった大躍進は見られませんでした。

　中間選挙は異例の“大接戦”となっています。となると、この人は…。

　CNNキャスターのツイッターから：「トランプ氏の顧問によると、中間選挙での失望的な共和党の結果を受けて『トランプ氏は怒り狂っており』「「皆にわめき散らしている』ようです」

　怒り狂っている…。その原因の1つが東部・ペンシルバニア州の上院選でトランプ前大統領が推薦したドクター・オズ候補の敗戦です。医師で長年テレビ番組の司会を務めた“タレント候補”で、知名度抜群のオズ候補は、まさに“トランプ印”の目玉候補でした。

　共和党、ドクター・オズ候補：「共に我々はペンシルベニア州を治療し、アメリカを治療するのです」

　トランプ前大統領は、今月5日にはペンシルバニア州にドクター・オズ候補とともに登場。くしくも同じ日にバイデン大統領とオバマ元大統領もペンシルバニア州に入り、大統領経験者3人が1つの州に集まって“激突”。今回の選挙のハイライトになりました。

　共和党・トランプ前大統領：「（共和党は）最大の得票数になる。これまでもそうでしたが、今はかつてなく大きく強固になっています」

　しかし、敗戦…。

　CNN政治アナリストのツイッターから：「トランプ氏に近い人々によると、トランプ氏は特にドクター・オズ候補のことで激怒しているようです」

　周囲の反対を押し切ってドクター・オズ候補を支持したというトランプ前大統領。ですが、怒りの矛先は思わぬ方向に…。

　CNN政治アナリストのツイッターから：「彼にドクター・オズ候補を支持するように助言した人々、全員を非難していて、そこには妻・メラニア夫人も含まれています」

　メラニア夫人が悪い…。もはや「八つ当たり」のような報道です。

　トランプ前大統領は、こうした「激怒している」という報道を否定していると言いますが、ドクター・オズ候補の落選はトランプ前大統領の求心力に疑問符を付ける形となりました。

　8日、フロリダ州の邸宅で支持者らとともに開票速報を見守ったトランプ前大統領。大盛り上がりするつもりだったのでしょうが…。

　米政治専門サイト・ポリティコ（11月9日付）：「結果が出始めるとパーティーは一変しました。党内で不安の声が上がる一夜となったのです。トランプ氏は期待していた勝利なしで終わりました」

　実はトランプ前大統領、選挙終盤になって次の大統領選への出馬表明をちらつかせるような動きを見せていました。これが良くなかったと、投票にマイナスに働いたと受け止められています。

　一方、民主党のバイデン大統領。想定されたほど議席を失わず、こんな本音が…。

　バイデン大統領：「安堵（あんど）のため息を付くような結果だ」

　バイデン大統領も2年後の2024年に行われる大統領選に出馬する意向を示しています。
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>