高橋治之元理事が4回目の起訴内容を否認 全面的に争う姿勢か 東京五輪汚職事件｜TBS NEWS DIG
東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件で、広告大手「ADK」とぬいぐるみ会社の2社から賄賂を受け取ったとしてきのう追起訴された大会組織委員会の元理事が、「身に覚えがない」「賄賂ではない」などと否認していることがわかりました。
大会組織委員会元理事の高橋治之被告（78）は、東京オリンピックのスポンサー契約やライセンス商品の販売に関連し、広告大手「ADK」からおよそ4700万円、マスコットのぬいぐるみを手がけた「サン・アロー」社からおよそ700万円の賄賂を受け取ったとして、きのう追起訴されました。特捜部は、この2社からのカネの振り込み先だった会社の元代表・松井譲二被告（75）も収賄の罪で在宅起訴しています。
その後の関係者への取材で、高橋被告が特捜部に対し、ADKから松井被告の会社に振り込まれたおよそ2000万円について「身に覚えがない」として、サン・アローからのおよそ700万円については「賄賂ではない」と否認したことがわかりました。
高橋被告側は今後裁判で、5社から総額およそ2億円を受け取ったとされる起訴内容全てを否認し、争うものとみられます。
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