王将事件の“背景”「容疑者は創業者の知人=A氏と関わりあった」ジャーナリスト指摘(2022年10月28日)
王将フードサービスの前社長・大東隆行さん(当時72)を射殺した疑いなどで逮捕された、特定危険指定暴力団「工藤会」系幹部の田中幸雄容疑者(56)。2人に接点はなかったということですが、なぜ凶行に及んだのでしょうか。
この事件を長年取材してきたジャーナリスト・一ノ宮美成さんは、次のように話します。
(ジャーナリスト 一ノ宮美成さん)
「王将の第三者委員会が出した報告書の中に、A氏という人物が出てきます。(田中容疑者は)その人と関わりがあったということですね」
王将フードサービスの第三者委員会は事件の翌年、「創業者の知人が関わる企業グループに200億円以上が流出していた」という報告書を発表。その「創業者の知人」というのがA氏なのです。
(ジャーナリスト 一ノ宮美成さん)
「A氏というのは地元の暴力団。工藤会と浅からぬ関係にあった」
この報告書に関する「内部調査」が、大東さんの社長時代に行われていました。
(ジャーナリスト 一ノ宮美成さん)
「大東社長が、王将が食い物にされたということでA氏を切ろうとしたということです。単独でこの田中という人物がやることはない。やるとすれば工藤会全体としてやる仕事だと」
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