“紅葉の日光”活気戻る 「まるで天国」外国人観光客増加も…“中国から”不在は懸念(2022年10月25日)
紅葉シーズンを迎えた栃木県の日光。国内だけでなく、海外からも観光客が詰め掛け、にぎわいを取り戻しています。
■紅葉名所「中禅寺湖」 「いろは坂」大渋滞
秋色に染まり始めた、栃木県日光市の中禅寺湖。東京から車でおよそ3時間の紅葉の名所です。
行楽客：「（Q.どこから来ましたか？）北海道。来ちゃいましたって感じ」
しかし、その道のりは険しく…。
名物の「いろは坂」が大渋滞。JR日光駅から中禅寺湖まで、すんなり行けば40分の道のりが、23日は1時間15分かかりました。
■全国旅行支援「恩恵受けてすごくうれしい」
東京在住：「一方通行で降りて、何とかできない。運転は疲れたかな」
大阪在住・娘：「（Q.どこから来ましたか？）関西の大阪からです」
午前1時に大阪を出発し、中禅寺湖に着いたのが、午前11時すぎ。まるまる10時間、ずっと夫が運転する車で来たそうです。
大阪在住・妻：「（夫は）しんどそうだった」
娘：「昔から来たいって言ってたね」
妻：「ずっと主人が『行きたい、行きたい』って言ってて」
新型コロナの流行が一息つき、さらに全国旅行支援もスタート。旅心を誘われたといいます。
東京在住：「ラッキー！物価が上がってるから、このくらい恩恵を受けて。すごくうれしいです」
■訪日客増 「まるで天国」口コミで広がる
水際対策の緩和や、急速な円安の影響などで、日光にも外国人観光客が一気に増えました。
インド人：「インドから来ました。日本はすごく美しくて、まるで天国みたいです」
スペイン人：「日本に住んでいる友人から、日光を勧められました」
外国人観光客の間で、日光の紅葉の美しさは口コミで広まっているようです。
中には、こんな旅行者もいました。
イギリス在住：「東京で開催されている、ホッケーのワールドカップに、アイルランド代表として来ました」
2人は、60歳以上の選手が出場する、東京のマスターズホッケーワールドカップに選手として出場していて、今回、合間を縫って日光を訪問しました。
イギリス在住：「日光は、東京から日帰りで観光に来られるのがいいね。東京以外の日本の雰囲気や文化も感じたいし、すてきな経験ができそうだよ」
■観光地に活気…売店大忙し「朝6時から営業」
コロナ禍にあえいできた観光地が、活気を取り戻しつつあります。
龍頭之茶屋 女将・室根順子さん：「忙しいです。おかげさまで。やはり、外国人が多くなりました。けさは朝6時から営業しました。もうお客さん、いっぱいでした」
■“ゼロコロナ政策”で中国人旅行客不在
全国で、インバウンド消費に期待が高まるなか、懸念材料もあります。“爆買い”で知られる中国からの旅行客が、回復していないのです。
群馬在住・中国人：「ここにいるのは皆、日本に住んでます」
群馬に住む中国人の家族連れです。
中国人：「（Q.入国制限の緩和の影響は？）今は（中国から）来られないです。来られない、来てほしいけど。来るのは簡単だと思うけど、帰るのが大変。今、中国が厳しいから」
ゼロコロナ政策を進める中国では現在、観光目的での出国は事実上できなくなっています。
■新型コロナ「第8波来る予測成り立つ」
さらに、心配されるのが、新型コロナの流行「第8波」の到来です。
国立感染症研究所・脇田隆字氏：「この冬の新型コロナの流行拡大は、より早く始まる可能性」
東京都医師会・尾崎治夫会長：「いわゆる第8波が来るんじゃないかという予測は、十分成り立つ」
（「グッド！モーニング」2022年10月25日放送分より）
[テレ朝ｎｅｗｓ] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
