【ノーカット】「石原慎太郎という強烈な個性にひかれた」岸田総理の弔辞 2002年6月(2022年10月25日)

【ノーカット】「石原慎太郎という強烈な個性にひかれた」岸田総理の弔辞 2002年6月(2022年10月25日)

【ノーカット】「石原慎太郎という強烈な個性にひかれた」岸田総理の弔辞 2002年6月(2022年10月25日)

10月25日、立憲民主党の野田佳彦元総理大臣が安倍晋三元総理の追悼演説に立ちます。
過去の政治家による追悼演説や弔辞を振り返ります。

2022年6月9、石原慎太郎元東京都知事の「お別れの会」での岸田文雄総理の弔辞です。
2月1日に89歳で亡くなった石原氏をしのび、多くの政界関係者が参列しました。
ノーカットでご覧ください。

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石原慎太郎先生のお別れの会に際し、参列者を代表し、一言お別れの言葉を申し上げます。
まず改めて、石原先生に哀悼の誠を捧げさせていただくとともに、ご家族のみなさまにお悔やみを申し上げます。

私にとって石原先生の最初の記憶は、芥川賞作家としての先生でありました。
先生の代表作「太陽の季節」を読んだ時に感じた、ある種の痛みに似たような感覚、今でも鮮烈に私の中に残っています。
その後の先生の政治家としての歯に衣着せぬ物言い、信念を貫くための果断な行動と相まって、石原慎太郎という強烈な個性に強くひかれたことを覚えております。

次に先生の存在を明確に意識したのは、私が政治家になった時のことです。
私が初当選したのは1993年、石原先生はすでに25年近いキャリアを持ち、環境庁長官や運輸大臣といった要職も歴任された、自民党の大先輩であり、際立った存在感を放っておられました。
在職25年での本会議での挨拶の中で、先生が辞意を表明された場面、あの場面は今でも私の脳裏に焼き付いています。

その後の都知事をはじめとする、先生の数々のご活躍は改めて申し上げるまでもありませんが、石原先生は私の大切な同志である石原伸晃さん、そして今、同じ派閥で切磋琢磨する石原宏高さんのお父様でもあります。
石原先生の思いを引き継ぐお2人とともに、石原先生が愛したこの日本をさらに次の世代に引き継ぐために、政治の世界で微力ではありますが、全力を尽くす覚悟です。

先生の御霊を前に改めて、この強い決意を申し上げ、私の追悼の言葉にいたします。
石原先生、安らかにお眠りください。合掌

令和4年6月9日
内閣総理大臣 岸田文雄 ※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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