「カミカゼ・ドローン」ウクライナで爆撃 イランが提供か(2022年10月19日)

「カミカゼ・ドローン」ウクライナで爆撃 イランが提供か(2022年10月19日)

「カミカゼ・ドローン」ウクライナで爆撃 イランが提供か(2022年10月19日)

 ウクライナ上空を飛行するイラン製とみられる自爆型のドローン。この無人機による攻撃について、ウクライナの外相がイランに対して厳しい制裁を科すようEU(ヨーロッパ連合)に呼び掛けました。

 空に向けて発砲する警察官が撃ち落とそうとしているのはドローンです。

 軍関係者が手にしているのは、そのドローンの一部だといいます。

 ウクライナに対する攻撃は今、自爆ドローン、いわゆる「カミカゼ・ドローン」によるものが増えています。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「また電力インフラに対するロシアの新たな攻撃があった。いくつかのドローンとミサイルは撃墜した」

 そして、そのドローンはイランが提供したものだとみられています。

 ウクライナ、クレバ外相:「ロシアによるウクライナ人殺害を支援するイランに対して制裁を課すよう呼び掛けています」

 ウクライナ国防省は撃墜したイラン製だとするドローンの写真を公開しています。

 対するロシアは…。

 ロシア大統領府・ペスコフ報道官:「そのような情報は持っていません。使われているのはロシア製のものだ」

 そして、イランも…。

 イラン外務省・カナニ報道官:「イランはロシア側にもウクライナ側にも立っていない。どちらにも兵器を提供していない」

 ともにイランからロシアへのドローン提供を否定しています。ただ、アメリカは確信を持っているようです。

 アメリカ国務省・パテル副報道官:「我々は様々なイラン製ドローン、数百機を輸入する計画の一環として、ロシアがイランからドローンを受け取ったことを公にしています」

 提供だけではありません。

 キャスター:「今夜、確認した情報では、イラン製カミカゼ・ドローン運用を訓練するためにイランがクリミアに軍人を派遣したことが分かりました」

 ロイター通信はイランの複数の外交筋の話として、ドローンに加えてイランがロシアに地対地ミサイルを供給することでも今月、合意したと報じています。ロシアのイラン依存が高まる背景にあるとみられているのが兵器の枯渇です。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「ロシアがイランに支援を求めるのはロシア政府が自らの軍事的、政治的な破綻を認識しているということだ」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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